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映画X-MENアポカリプス感想

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X-MEN映画感想最終章、現在公開中の「X-MENアポカリプス」を観てきました。X-MEN後期トリロジーの締めとなる本作は果たしていかなる出来か。

 

ストーリー

遥かなる過去、自分の魂を他の人間に転移して能力を増強させる最古のミュータント「アポカリプス」彼はエジプトを支配していた。しかしその転移の儀式の最中、配下の裏切りによって、ピラミッドと共に生き埋めにされる。

1983年、そのピラミッドが発掘されることにより、アポカリプスは目覚める。そして彼は新たなる4人の従者「フォーホースメン」を組織し、再び世界を支配しようと動き出す…。

 

感想(ネタバレ注意)

 

 

 

まず最初に自分の結論を。

「これ単体の映画としてみれば十分満足のいくX-MEN映画である。だが、トリロジーの締めと考えるとあれやこれや気になるところが出てくる」といったところ。

 

気になったところ

エンジェルやナイトクローラーの扱いがこれまでと矛盾しちゃってない?これは歴史が改編されてるからいいってことでしょうか。それとも自分の理解力が足りてない?このあたりが「トリロジー最終章」といわれると「うーん」と思ってしまうところでした。

 

それとアポカリプス、ちょっと身長と肩幅が足りなくて迫力不足。ストームやサイロックと並んでも頭の高さが同じなのが…。

ただし、口元のラインと、ちょっと意味合いを変えたあの「アポカリプスパイプ」がちゃんと表現されてたところは好感触。ラストで精神世界の戦いとはいえ、巨大化してチャールズを圧倒していたのもアポやんらしくて良い。

 

そしてなにより「えー」と思ってしまったのが、フォーホースメンにマグニートーが加わったこと。マグナスはアポやんと並ぶX-MENのアークヴィランなんだから、アポの下には付いて欲しくなかったなあ。途中まで本気でカリバンが4人目になるものだと思い込んでました。

 

良かったところ

何といっても時代設定を1983年のX-MEN過去譚として固定していたのが良い。これはファーストジェネレーションで良かった点と一緒。やはりジェームス・マカヴォイとマイケル・ファスベンダーの友情と対立がこのシリーズの見どころと言ってよいでしょう。下手に現代の話と絡めなかったことで、キャラクターの配役などにも無理が無くなったとも感じました。(サイクやジーンの俳優など)

 

次は、登場キャラクターを絞ることで、全員が活躍しているという点。アポカリプスは地球規模の災害を起こしているものの、下手にキャラクターを増やして水増しするのではなく、主要なキャラ(味方はサイクやジーンやビースト、敵はアポカリプスの四騎士)に絞ることで、ちゃんと全員に見せ場が有ったのが良かったと感じました。

 

最後に良かったのが、松平健の吹き替え。意外に思われるかもしれませんが、最後のクレジットを見るまで気づきませんでした。

 

まとめ

最初にいろいろ書いてしまいましたが、本当にX-MEN映画として楽しめる作品でした。この後に書くおまけも含めて、X-MENのキャラクターを満喫できるポイントが多く作られている良い映画です。

自分のように変な先入観を持たず、X-MEN映画最新作として純粋に見ていただくのが一番良いのではないでしょうか。特にX-MENファーストジェネレーションが好きな方は必見ともいえる作品かと思います。

 

以上、X-MENアポカリプスの感想でした。

 

 

【おまけ1】

1983年の時代背景を現すおまけとして、マイケルジャクソンのムーンウォークやナイトクローラーの衣装、テレビ画面にちらっと「ナイトライダー」が映ったのが嬉しいところw

 

【おまけ2】

予告でも出ちゃってるけど、ほんのおまけとしてウェポンXが出てきたところが良かった。ちゃんと意匠も”あの”ヘッドギアを付けて、半裸の野獣として登場したのがGOOD。

 

【おまけ3】

誰もが思う「クイックシルバー、おまえ一人でもいいんじゃないの」シーンがまたあったことw。その後にやられてしまうことも含めて、本当にこのシリーズで良いキャラクターとして扱われていたと思います。

 

 

内容は全然違うけどX-MENのアポカリプスストーリーの記念碑的作品

エイジ・オブ・アポカリプス 1 (マーヴルスーパーコミックス)

エイジ・オブ・アポカリプス 1 (マーヴルスーパーコミックス)

 

 

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