先月ひっそりと発行されたアントマン個人誌を簡単に紹介をしたいと思います。セカンドチャンスマン5話、アニュアル1話に続いてある意味シークレットウォーズ以前最終回に当たるストーリーです。
カリフォルニアでの起業に何とかこぎつけたアントマンことスコット・ラング。
今日は起業資金を融資してくれた銀行のオーナー、マリー・モルゲンシュタインを
訪ねに、ある老人コミュニティホームを訪ねていた。
彼女から依頼されていたある品物を渡すためだ。
場面は数日戻る。
マフィアのスラッグが所有するヨットに忍び込んだスコットはある物を探していた。
マリーから依頼されたアスガルドの秘石を見つけたスコットは
象も眠らす麻酔段でスラッグを眠らせるとまんまと秘石を盗み出す。
しかし超人スラッグもただでは済まさなかった。
超人的な回復力で目を覚ました彼は逃げ場のない海上でスコットを追い詰める。
だが、奥の手とばかりにあらかじめ縮小化しておいた水上バイクを取り出すと
それに乗って逃げおおせるスコット。全ては元泥棒スコット・ラングの計画通りだった。
秘石をマリーに納めるスコット。
それを持って彼女はコミュニティーホームの隠し部屋にスコットを連れていく。
そこはなんとかつてヒーローとして活躍した老人たちのロビーだったのだ。
そしてマリー自身もかつてスーパーヒロインとして活躍した
「ミズ・モルゲンシュタイン」だったのだ。
秘石の力で若さを取り戻した元ヒーロー達は街へ出て、昔のように強盗を倒して回る。
だが、それはもうすぐ終わりを迎える世界に咲かせる最後のひと花だったのだ。
そしてスコットも終わる世界を目前に最後の一夜を過ごすのだった…。
最期のオチはシークレットウォーズ突入直前を描いた「ラストデイズ」ブランドなので推して知るべしといったところ。ストーリー自体も「セカンドチャンスマン」2話で言っていた「おおっと、伏線か?」を回収した形になっています。
さらにシークレットウォーズに向けて世界は終わりを迎えるのですが、編集的にはイベント後に連載再開することが予定されているので、そちらに向けての仕込みも行われているようでした。
これまでのアントマン紹介はこちら。