Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

アベンジャーズ&X-MEN:アクシス #3

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「AVENGERS & X-MEN : AXIS #3 GOOD NEWS FOR BAD PEOPLE」の紹介を行います。

 

絶望に打ちひしがれるアイアンマンの元、救援に駆けつけたのはマグニートー率いるヴィラン軍団。逆転はあるのでしょうか。

 

前段:アベンジャーズ&X-MEN:アクシス #2 - Children & Weapon Smith

参考:X-MEN雑記 12/5 - Aleolapin

 

 

現れたデッドプールはアイアンマンを引き摺ってどこかへ逃げようとしています。

「お前はデッドプールか?どこへ連れて行こうっていうんだ」

「やー俺様はヒーローバスに乗り遅れたヴィランだろ?だがスーパーヴィランってわけじゃないからな。

お、すげー、見ろよ本物のホブゴブリンだぜ。

あいつ自分でグリーンゴブリンの二番煎じって知ってるから”ホブ”って付けたのかな?」

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ヒーロー制圧用に作られたスターク・センチネルを相手にヴィラン軍団は実力を遺憾なく発揮します。

機動力に勝るホブゴブリンが攪乱し、カーネイジが動きを止める。

そして大物たるロキ、Dr.ドゥーム、マグニートーが連携すると片方のセンチネルは完全に破壊されます。

 

ミスティークがスティーブ・ロジャースに化けて目を引く間に、エンチャントレスが魅了の魔法を完成させてレッド・オンスロートのを操る。

ここでセンチネルとの同士討ちを狙いますが、そこは即席のヴィラン連合。アダマンチウムの身体と化したアブソービングマンがもう一台のセンチネルを貫いたことで魅了の魔法が解け、レッド・オンスロートが正気に戻ってしまいます。

しかし、センチネルから解放されたDr.ストレンジとスカーレット・ウィッチは再度秩序と混沌の逆転魔法を唱え始めます。

 

追い詰められたかに見えたレッド・オンスロートですが、逆転の芽が残されていました。

テレパシーを阻害していたクエンティンが疲労からか遂にダウンしてしまったのです。

復活したテレパシーで今度はヴィラン達を洗脳しストレンジ達を襲わせます。

秩序の魔法の唱え手がやられて逆転の魔法はまたも阻害されてしまう。

さらにヴィランの爪は唯一戦える状態にあったジェネシスに向けられる。

 

「♪ 勇気を胸に~ 戦うぞ 無敵のチーム~ レッツ ゴー!アベンジャーズ!!」

鼻歌と共に駆けつけたのはヒーローでもなければヴィランでもないデッドプールでした。

「ウェイドおじさん!」

「何かあったら必ず駆けつけるって約束したっしょ」

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そしてデッドプールによって復活したアイアンマンはテレパシージャミングを実施。

それにより自由になったDr.ドゥームがDr.ストレンジに代わり、秩序の魔法を唱えます。

遂に完成した逆転の魔法はジェノーシャ全体を覆い尽し、後には静寂だけが残るのでした。

 

 センチネルから解放されたヒーロー達。

「ヴィラン達はどこへ?」

「5分前には飛んで行ってしまったよ」

「俺はまだいるよ」

デッドプールを無視してソーが続けます。

「レッドスカルはどうなった?まだここに居るはずだが」

「スカルならここだよ。まだ生きている」

ハボックが人間に戻ったレッドスカルを抱きかかえてきます。

「逆転の魔法が完成していたのならプロフェッサーXの意識があるはず」

そう言ってレッドスカルを起こそうとするサイクロップス達X-MEN。

それを制したのはアベンジャーズの面々でした。

「スカルを起こすだって?正気か!」

「エグゼビアである確証が無い以上、ここで起こすべきではない」

「アベンジャーズタワーに連れていくべきだ」

ここで教授を連れて帰らんとするX-MENと、事件の首謀者レッドスカルは確保すべきだと言うアベンジャーズの間で軋轢が起こります。

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そこへクインジェットで駆けつけたスティーブ・ロジャースが現れます。

「状況は聞かせてもらったよ」

それに対し、アベンジャーズ ユニティ・スカッドのリーダーたるハボックが訴えます。

「スティーブ、ワンダの逆転魔法は完成した。エグゼビアはここにいるはずなんだ。俺たちは教授を失い、ローガンを失い、チームはボロボロだ。そこへ彼が帰ってきた、俺たちには教授が必要なんだ」

「アレックス、君の言うことは良くわかる。彼がX-MENに戻ることは私たちの願いでもある。だが、目の前にいるのがレッドスカルだとしたら危険すぎる。奴を再び自由にさせるわけにはいかない。どうかアベンジャーズに任せてほしい」

「何を言っても無駄だよ、アレックス」

そういって彼を制したのは逆転魔法による影響でアポカリプスのような容姿になったジェネシスでした。

「教授はもう死んだんだ。このナチはアベンジャーズに任せて、別の解を求めよう。僕に考えがあるんだ」

 ジェネシスの言葉に一旦は矛を収めたハボックでしたが、どうしても我慢できないことがありました。

「わかった。こっちはいい。でも一つ言いたいことがある。

スティーブ、あんたは”融和”を唱えてユニティ・スカッドを組織した。

でもそれは融和なんかじゃなく”管理”だったんだ。

それに気づかなかった俺がバカだった。

スコットの考えこそが正しかったんだ」

そう言うとハボックは制止するワスプの声も聴かずに背を向け、アベンジャーズから立ち去るのであった。

 

「X-MENとアベンジャーズの融和、そんなものは幻想だったんだ」

 

 

これにてAXIS第一章の終了です。

暴虐の魔人レッド・オンスロートは倒されましたが、X-MENとアベンジャーズは再び対立姿勢となってしまいました。

これについてはこの後に続くストーリーの「逆転魔法による影響」と見ることもできなくも無いのですが、ハボックの言ってたことも良くわかるのですね。

そして何よりこれまでのアンキャニーアベンジャーズで「融和を忘れたことで失われた地球を、再び一致団結して取り戻した」というストーリーを展開していたのに、やっぱり分かり合えませんでしたというのは余りにも悲しすぎます。

ですが、この時点はまだストーリーの途中です。この後第二章・第三章と進んでいく中でどのように解決していくのでしょうか。

 

【主な登場キャラクター】

アイアンマン、ハボック

Dr.ストレンジ、スカーレット・ウィッチ

サイクロップス、ジェネシス、

マグニートー、ロキ、Dr.ドゥーム

レッドスカル(オンスロート)

 

<AXIS単行本情報>

ハードカバーは3/10発売の予定。下は英国仕様の独自ペーパーバック(パニーニブックス版)となっています。

Avengers & X-Men: Axis

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Avengers & X-Men: Axis (Avengers the X Men)

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