昨日に引き続きバトルワールド関連誌の簡易紹介です。今回はX-MENの名編「エクスティンクション・アジェンダ」になります。こちらも以前のブログで簡単に紹介しておりました。
ジェノーシャ島をキャメロン・ホッジの圧制から解放して10年が経った。
島に残ったハボックとウルフスベーンは、未だに混乱治まらないこの世界で
ミューテイト達と対峙していた。
だが、島に残ったのは二人だけではなかった。
リクター、カルマ、ミスティーク、ウィケッド、そして新たな仲間
バレットプルーフらがマジストレーツに参加し、島内の治安を維持していた。
しかし、島内の食糧供給を改善しないことには混乱は収まらない状況であり、
そして食料以上にミューテイト達を脅かしていたのは不治の疫病の拡大だった。
世界を総べる王たるゴッドエンペラードゥームに対処を陳情に行くも
各国の統治はそれぞれに任せるとにべも無く断られる。
やむなくこの世界の領主ともいえるレイチェル・グレイに相談を持ち掛ける。
強力なヒーリング能力をもつトリアージが居れば多数のミューテイトが救われるし、
さらにコピー能力をもつローグを派遣してくれればさらに倍の人数が助かるのだ。
しかしバロン・フェニックスことレイチェルの回答は
「食料供給のドローンを三倍に増やす」という対処療法のみであった。
レイチェルが言うには、ビーストの試算によるとトリアージの能力で
ミューテイトの被害が治まる可能性は36%に過ぎず、反面
被害がジェノーシャから拡大し、ミュータントが全滅する可能性は86%にも上るという。
取り付く島もないレイチェルの言葉に、マジストレーツ代表アンダーソンは
X-MENの本拠地を急襲し、トリアージとローグをさらってくるしかないと提案する。
翌日、X-MENの本拠地X-CITYを襲うハボック達。
しかし彼らの知らぬところでアンダーソンはジェノーシャ島の科学者クルージと連絡を取る。
そしてクルージは人知れず頭だけとなったキャメロン・ホッジを蘇らせようとしているのであった。
リメイクとなる本作はある意味旧作を踏襲した内容。ジェノーシャ側に付いたハボックがX-MENを誘拐しに本拠地を急襲するストーリーは、洗脳されているかの違いはあるものの旧Eアジェンダをなぞったストーリーとも言えます。
ちょっと面白いのがレイチェル・グレイの存在。コスチュームや雰囲気はどうみてもジーン・グレイなのですが名前はレイチェル。バトルワールドという異世界で有ることを強調するギミックなのか、それとも後に種明かしのある伏線なのか。
そして驚いたのが、途中ウィケッドの能力で現れたサイクロップスの亡霊がハボックに語りかけるシーン。サイク自信も「死んでもいないのに不思議だが」なんて言っていてどういう事でしょうか!?(追記: サイクロップスは既に死亡している旨の台詞が作中ありました)
イラストはAll-New X-FACTORでもお馴染みのカーマイン・ディ・ジャンドメニコ。X-MENの中にちらっとストロングガイも見えて嬉しかったり。
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