マーベル公式で一風変わった記事が公開されていたので紹介します。
現在スパイダーマン2099のアーティストを務めているウィル・スライニーによるスパイダーマンマスクの描き方講座です。
Draw Spider-Man with Will Sliney | News | Marvel.com
記事の内容に触れる前に、まずはウィル・スライニーがツイッターに投稿した動画を見ていただきましょう。(イラストをクリックで動き出します)
I created a little gif on how to draw @Marvel Spider-Man's webs. You can view it here
http://t.co/5LKigRazl7 pic.twitter.com/SppMVB8rlO
— Will Sliney (@WillSliney) 2015, 2月 10
その筆致と理論は感動的でもあります。
記事本文ではスライニーのコメントが紹介されていますが、そちらから面白いと思った箇所を抄訳で紹介いたします。
「耳の位置は意識しますが絵の上では完全に無視し、無いものとして描いてください。
「まずは顔の中心から下に二本、上に向けて中心となる一本の線を引きます。
「この中心点を守りつつ、目の周りから出ていくように等間隔に線を引いていきます。
「さらにこの中心から円を広げていき放射状に模様を足していきます。あくまで規則的に。ここを乱すとドク・オックになってしまいます。(訳注:ちょっと意味がつかめなかった箇所。ただスライニーの描くスペリアースパイダーマンを見ると確かに模様の間隔が均等でなく見える)
「耳のあたりまで行ったら、EXTRA WEBを追加します。(耳のあたりまで同心円で描いていき、そこから後頭部にかけては線の引き方を変えている。動画で見ると良くわかる)
言葉で説明しているだけではうまく伝わりませんので、ぜひ元記事本文と併せて見ていただければと思います。
作家の生ドローイングを見る感動とはまた違いますが、スパイダーマンの顔の模様という幾何学的なものを理論的に説明されると、なにか自分でも描けるような、ちょっとスパイダーマン書いてみようかという気持ちになりますね。
【おまけ】
スパイダーバースで登場した様々なスパイダーマンもこの理屈で描かれてたのでしょうか。
クズリっぽいこの人とか
鉄拳っぽいこの人とか
この人なんかも。