【 登場キャラクター】
ソー、オーディン
征服者カーン
西暦1013年。スカンジナビア。
若き雷神ソーは酒場でその武勇を語っていました。
そこに現れたのが適者生存を謳う魔人アポカリプス。
若き神の実力を測らんとばかりにソーを挑発します。
ソーは手にした斧ヨルンボルン(Jarnbjorn)でアポカリプスに切りかかりますが全く歯が立ちません。
アスガルドに逃げ帰ったソーはオーディンにアポカリプスのことを告げます。
オーディン曰く、彼の魔人はセレスティアルズとの契約によりその技術を賜った者であり、
アスガルドの神々であっても手を出すことはならないと言うのであった。
怒りの治まらないソーは弟神ロキに助言を求める。
ロキは古文書を手に取ると、ヨルンボルンにオーディンかもしくはその血縁の血による
祝福が得られるのであれば、セレスティアルズの鎧を破ることもできることをソーに伝える。
それを聴いたソーは意気揚々と去っていくが、残されたロキはその正体であるカーンの姿を現すのであった。
生存に値する強者を求めるアポカリプスは今度はロンドンに現れていた。
ローガンと言う名の兵をもとめホースメンを放ち人々を蹂躙するアポカリプス。
そこにヨルンボルンを伴ったソーが現れホースメンを一蹴すると空に浮かぶピラミッドに乗り込みアポカリプスに再戦を挑む!
ソーが投げるヨルンボルンもアポカリプスに受け止められ投げ返される。
しかし、それこそソーの狙いだった。
ソーの血を受けた斧はアポカリプスの鎧を易々と両断し、ソーのアベンジは成ったのであった。
揚々とアスガルドに引き上げ祝杯をあげるソー。
しかしその様子を見たオーディンは「愚か」と断じると、
ヨルンボルンに掛けられたのは祝福ではなく呪いでしかない、
ソーの行いは義の無いリベンジでしかないと項垂れるのであった。
現代。
奥地に潜むバロン・モードの墓にカーンは居た。
モードの躯に刺さったヨルンボルンを引き抜くと不適な言葉を残して去っていくのであった。
若きソーとアポカリプスの因縁、そしてキーアイテムとなるヨルンボルンの登場。
ソーの斧ヨルンボルンは同時期に開始した「Thor:God of Thunder」でも描かれているもので、これ以降のソーの新展開にも登場する重要なアイテム。
それよりも個人的にはそれがバロン・モードの頭に深々と刺さっていたのが気になるところ。たしかモードさんこの一年前くらいにX-FACTORに出てきて「癌が治った!ワッハッハ!」と元気に去っていったと思ったのに、いきなり死体で登場したからびっくりですよ。せめて「現代」じゃなくて「今から100年後」くらいにしてくれればいいのに。
そして数々の暗躍を続ける征服者カーン。時間旅行悪役の常か、後出しジャンケンが過ぎる気もしないでもないのですが、ソーとアポカリプスはカーンの掌で踊らされてたことになってしまいました。さてソーの斧を手に入れたカーン。次はどう動くのでしょうか。