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Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

X-MEN: Xタイトルの転換点を振り返る(後編)

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昨日のX-MENの転換点振り返りの続きです。


X-MEN: Xタイトルの転換点を振り返る(前編) - Children & Weapon Smith

 

今回は2001年から現代まで後半の項目を見ていきましょう。

 

5.GRANT MORRISON NEW X-MEN(2001年)

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この年X-MENは人気ライター グラント・モリソンを迎え大きく方針転換を計る。X-MEN誌を「NEW X-MEN」と改題し、サイクロップスやジーン・グレイらを集め「広く門戸を開放したミュータントの学園」という新機軸を打ち出す。 一方、既存のUNCANNY X-MEN誌は従来路線を継続、さらに第三のEXTREME X-MEN誌を開始して三誌体制にて再スタートする。

その他GENERATION X誌やX-FORCE誌の終了など系列誌にも大幅な改編が盛り込まれ、90年代のスタイルを終了させ21世紀のX-MENが始まるといった雰囲気を出している。

内容について目を引くところは、まずNEW X-MEN誌のコスチューム。これまでのヒーロー然として衣装を捨て教師陣は揃いのX柄ジャケットという出で立ち。アーティストのクイトリーの絵柄もあいまって革新的な印象を受けます。またこの背景には前年の映画X-MEN公開も関係しているのかもしれません。

以前の記事でも紹介したとおり、このモリソン期のX-MENは見た目だけでなく内容も今までのストーリーから刷新しており、生徒間での妊娠の発覚や違法ドラッグの流行、学内でのテロ行為やサイクロップス校長の不倫発覚などかなり過激な内容になっています。

ただし、このモリソン風味をX-MENに持たせるのは一時期のことであり、次項2004年頃からX-MENは再びヒーロー物への回帰を見せている。この時期のカンフル剤的展開は後年になってから見直すと刺激に満ちた素晴らしいものに見えるが、当時のファンの間ではどのような反応だったのか大変興味があるところです。

 

6.ASTONISHING X-MEN(2004年)

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2004年、NEW X-MENとEXTREME X-MENの終了に合わせて更なる新タイトルが創刊されました。邦訳版でもおなじみの「ASTONISHING X-MEN」です。ウォーレン・エリス(追記: ジョス・ウェドンの誤り)をライターに迎えた本作はサイクロップスやウルヴァリンをメンバーとした学園タイトルという点では変わりありませんが、コスチュームを復活させ、新たな息吹と共にX-MENを再生させました。

なおNEW X-MENはX-MENとタイトルを戻して継続、UNCANNY誌はそのままにメイン三誌体制は続きます。新規タイトルとして若手チーム誌としてのNEW X-MENの創刊、少し遅れてマルチプルマンが探偵社を開く独立誌X-FACTORのが開始されます。

この体制は3年後の「メサイア・コンプレックス」イベントをはさんで小さな変更が加わるものの、X-MEN3タイトル+周辺タイトル(若手誌、X-FACTOR、X-FORCE)という構成で安定して推移していくこととなります。

また、転換期とは少しずれますが本体制が始まってすぐに「ハウスオブM」イベントが展開。暴走したスカーレット・ウィッチによってミュータントの数が激減し、X-MENは種の絶滅に立ち向かわなくてはならなくなります。

 

7.SCHISM~REGENESIS(2011年)

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2011年に入りX-MENは新たな転換点を迎えます。種の絶滅に対し自衛の為の戦いが必要と唱えるサイクロップスと、子供までも前線に立たせようとするその態度に反対するウルヴァリンの対立が顕在化します(SCHISM)。

二人の対立はウルヴァリンの離反という結末を迎えます。ユートピアとジーングレイ学園の二つに分かれたミュータントはREGENESISイベントとして再始動します。

この改編にてウルヴァリンを校長とする学園タイトル「WOLVERINE & THE X-MEN」が開始。そして1963年からナンバリングを継続してきたUNCANNY X-MENも一旦終了とし、号数をリセットして新展開を迎えます。

実のところこれ以外にはタイトルの大きな変更も無く、メンバーの入れ替えが少々あったくらいで大きな改編とは言えません。ですが、ジーングレイ学園の設立とX-MENの二派両立体制はこの後2015年現在まで継続することとなります。

 

8.MARVEL NOW!(2012年)

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そして2012年、X-MENは近年最大のイベントを迎える。地球に飛来してくるフェニックスフォースをミュータントの救いと考えるX-MENと、かつて星々を滅ぼしたダークフェニックスの再来と考えるAVENGERSが激突します。「AVENGERS vs. X-MEN」イベントです。

この戦いによりプロフェッサーXは死亡。サイクロップスやエマ・フロストは地球上に混乱をきたしたテロリストとして政府に監視されることとなります。

ここでXタイトルも大幅な変換点を迎える。再度号数をリセットしたUNCANNY X-MENと新タイトルALL-NEW X-MENをブライアン・マイケル・ベンディスが担当。これ以降のX-MEN世界を牽引していくことになります。周辺タイトルもリニューアルして再スタートします。

また、このタイミングでの改編はXタイトルだけで無く「MARVEL NOW!」と銘打ってマーベルコミック全体に波及することとなる。代表的なところで言えばアベンジャーズ / NEWアベンジャーズ誌がジョナサン・ヒックマン体制にて新しい展開を見せていきます。

X-MENに話を戻します。ここからのX-MENは8年近く続いた「種の絶滅」という問題から解放されたことになりますが、新たにAvXの余波としてサイクロップスのアウトロー化という展開を迎えます。また、前項から引き続き継続していたWOLVERINE &~誌の方も2014年にウルヴァリンの死を迎え大きく動き出します。

 

 

そして現在、2015年にさらなる大イベント「シークレットウォーズ」を控え、再びXタイトルもリニューアルを迎えようとしています。2010年以降細かい再始動が多くなっているのが気になるところでもありますので、今年のイベント後にリニューアルした暁にはどっしりと長期的に楽しめる物語を展開していってほしいものです。

 

 

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