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デッドプールが4月に死亡!?マーベル公式サイトでライター&エディターへのインタビュー

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マーベル公式サイトにて今後の展開として、デッドプールが4月に発売される250号記念号(本当は45号)で死亡するというニュースを公開しました。

今回はその記事の紹介と「250号ってどういうことよ」をまとめてみたいと思います。

 


Deadpool Dies this April | News | Marvel.com

 

 

本文では現デッドプール誌を担当しているライターのゲリー・ダガン氏とエディターのジョーダン・D・ホワイト氏がインタビューに答えています。まず気になるのがデッドプールの最期をどのように迎えさせるのか?簡単に見ていきたいと思います。

 

「殺しても死なない彼をどうしなせるんですか?」の問いに「スピリチュアルな死を与えるしかないでしょ(笑)」としょっぱなからオチを披露しているダガン氏。

 

インタビューは今後のストーリーだけでなく、これまでのストーリーについても言及しています。「北朝鮮に乗り込んで人質救出を行った話(このご時勢に!?)」「80年代ダズラーと競演した話(今そのコスチュームはどうなの)」「最近の禅プールの話(実はAXIS以前から登場してたよ)」などなど。

 

細かいインタビューの内容は本文に任せるとしまして、気になったのが「#250 / #45」という表記。何をもって250号なのでしょう。答えはインタビューの最後にありました。このパラグラムが今までのデッドプールシリーズの整理に調度良かったので以下にまとめてみたいと思います。(項目名は適当につけた名称ですのであしからず)

 

ファーストミニシリーズ(1993年 全4話)

ライターはファビアン・ニシーザ。ニューミュータンツで初登場から3年経たずに主役を獲得というのは当時としては結構な人気だったのでしょうか。

 

セカンドミニシリーズ(1994年 全4話)

ライターはマーク・ウェイド。表紙にALL-NEW X-MEN LIMITED SERIESと有って、非ミュータントながらX-MENファミリーという微妙な立ち居地が覗えます。

 

ファーストオンゴーイングシリーズ(1997-2003年 全69話)

初の連載獲得。主なライターはジョー・ケリー。自分もこの記事で調べてみて知ったのですが、デッドプールが「第四の壁を破るメタキャラクター」を発揮し始めたのはこのシリーズであると言われているようです。(下記リンク参照)

本シリーズの中盤、クリストファー・プリーストがライターを担当している頃に読者への語りかけ、爆発オチ、果ては打ち切りライターを放り込む沼などが登場し、「サイコパスの異常者キャラ」から一歩進んだキャラ付けが確立しはじめたようです。

■Deadpool Classic vol. 6 - T. P. B. (Those Pleasant Books)

アコログ デッドプール

 

エージェントX(2002-2004年 全15話)

ライターはゲイル・サイモン。「出版社とライターの間で裁判が行われていたため、デッドプールという名前が使えなくなりタイトル変更された」と噂されているシリーズ。事の真偽は知りませんが、同時期ケーブル誌も「ソルジャーX」と改題しており、本件と関係しているとかいないとか。内容は行方不明となったデッドプールと入れ替わりに現れたヒーリングファクターを持つ凄腕の用兵エージェントXの物語。まあ、結局デッドプールとは別人だったわけですが。

 

ケーブル&デッドプール(2004-2008年  全50話)

事の真偽は(略)、晴れて名前が戻った二人がチームアップ誌を開始。ライターはファビアン・ニシーザ。ハウス・オブ・Mやシビル・ウォーなど邦訳でもおなじみの展開が盛り込まれており、ケーブル人気との相乗効果もあって国内でも知名度が高いシリーズ。

 

セカンドオンゴーイングシリーズ(2008-2012年 全63話)

ライターはダニエル・ウェイ。シークレット・インベージョン時期から開始され、こちらも邦訳で…と思ったらデッドプールの邦訳本は別途ミニシリーズから抜粋されており、本シリーズは邦訳無し。

 

現行シリーズ(2012-2015年 全45話)

そして現在のシリーズ45話を合計して4+4+69+15+50+63+45=250号!というわけです。……邦訳でおなじみのマーク・ウィズ・ア・マウスとかスーサイド・キングス、今度邦訳される900号1000号、最新ミニシリーズのアート・オブ・ウォーとかは入れなくて良いの?エージェントXなんて入ってるのに?(気にしたら負けというやつです) 

デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション(仮) (MARVEL)

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デッドプール最終号#250 / #45は4月発売予定です。

 

【おまけ】

ゲリー・ダガン氏といえば近く開催が予定されている「東京コミコン」の公式ツイッターアカウントに対して「どういうこと?君はコミコンなの?なんでコミコン名乗ってんの?」と皆が思ってても言わなかった事を直撃してたのが印象的でした。

 

 【おまけ2】

デッドプールの歴史を調べていたときに出てきたライターのクリストファー・プリースト。彼が生み出した人気キャラクター「クァンタム&ウッディ」もこの時初めて知りました。検索してみたら丁度最近のシリーズが邦訳されるようですね。このタイトルも邦訳のニュースも知らなかったので、ちょっと驚きました。

クァンタム&ウッディ:世界最悪のスーパーヒーロー

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