エイジ・オブ・ウルトロン公開目前!原作ウルトロン登場10エピソード
マーベル公式にて映画「エイジ・オブ・ウルトロン」公開に合わせて、これまでの原作ウルトロン登場エピソードをまとめています。
今回はこちらを紹介したいと思います。
悪の芽生え
ウルトロン初出エピソードは1968年。表紙にあるようにマスターオブイービルに攻め込まれたアベンジャーズだったが、その背後に居たのが謎の敵クリムゾンカウルだった。フードの怪人カウルの正体こそがウルトロンであったのだが、この時はまだ「謎のロボット」という体で登場し、「ハンク・ピム博士の開発したAI」という設定が登場するのはしばらく後の話。
ビジョン現る
ウルトロンの「息子」たるビジョンがアベンジャーズを襲う。謎のロボット、ウルトロンの正体を探るアベンジャーズは、彼の「父」開発者が仲間の1人ハンク・ピムであることに驚愕する。この「父子三代」と言うテーマは最近刊行された「アベンジャーズ: レイジ・オブ・ウルトロン」 でも強く取り上げられている。
裏切りのビジョン
アベンジャーズと行動を共にしていたビジョンがアダマンチウムを盗み出してウルトロンに提供する事件が勃発。ウルトロンが仕込んでいたバックドアプログラムを克服してビジョンは正義に戻るが、アダマンチウムでパワーアップしたウルトロンがアベンジャーズを蹂躙する。マーベル世界にアダマンチウムというキーワードが初めて登場したエピソード。
ウルトロン世界を統べる
表紙に小さく見える「クイックシルバーとクリスタルの結婚」とあるアベンジャーズ&ファンタスティックフォーのクロスオーバー編。インヒューマンズのマキシマスが作り上げた巨大ロボットとしてウルトロンが復活、FFと戦いました。
ウルトロンの花嫁
再度復活したウルトロンは父ハンク・ピムへの複雑な対抗心から彼の妻ワスプの精神を模したアンドロイドを作成する。この女性型アンドロイドは起動することは無いままワスプは救出されるものの、以降のストーリーに禍根を残すこととなる。
花嫁をめぐって
アベンジャーズに保管されていた女性型アンドロイド「ジョキャスタ」が突如起動して姿をくらます。その背景にはウルトロンが暗躍していた。これに対しアベンジャーズはMs.マーベルとスカーレット・ウィッチの協力を得て対抗する。このジョキャスタといい、ビジョンといい、ウルトロンの作成したアンドロイドはことごとく正義の陣営に転向しているところが、この敵ロボットの魅力でもあるところ。
限界突破!
時代は飛んで1990年代後半のアベンジャーズ。再び現れたウルトロンは小国スロレニアで虐殺を行いアベンジャーズを挑発、さらにはビジョンやハンク・ピムなど彼に関連するヒーロー達を誘拐します。面白かったのは歴代ウルトロンが数百という数攻め込んでくるシーン。最初に作られたMk.1や前述の巨大ロボットMk.7など過去のバージョンもちゃんと拾っているのが楽しい。
ザ・イニシアティブ
ヴィレッジから邦訳も出版されているマイティアベンジャーズ。アイアンマンのアーマーがウルトロンに支配されアベンジャーズと戦います。アーマーが支配されるとは言うものの流体金属によって支配されたその姿はワスプことジャネット・ヴァンダインの姿をしており、操られていたトニー・スタークも後に「女性になった気分はどうだった」と揶揄される始末。
征服王
2000年代の宇宙を舞台にした一連のストーリー「アナイアレーション」の一遍としてウルトロンが登場。アナイアラスとの大戦争から復帰しているクリー帝国を機械生命体ファランクスが襲う。その背後に潜んでいたのはウルトロンだった。
エイジ・オブ・ウルトロン
2013年のクロスオーバー。今夏公開の映画と同名タイトル。ウルトロンがヒーローを蹂躙し世界を支配している状況を覆すため、ウルヴァリンとインビジブルウーマンが過去に飛びます。同名とは言いながら映画版との内容はあまりリンクしていない模様です。
今夏公開の映画版はこの中からどのエピソードを拾ってきているのか楽しみです。
最後に。紹介したクロスオーバーの邦訳版。映画とは関連は薄めかと思われます。
- 作者: ブライアン・マイケル・ベンディス,ブライアン・ヒッチ,秋友克也
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