Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

Uncanny Avengers #21

時間は巻き戻り、まだスカーレットウィッチが生きている頃に戻ります。

ベッドの中でワンダーマンに不安を告げるワンダ。

「サイモン、これで本当に良かったのかしら?

また、ミュータントからの非難が一斉に向かってくるのだとしたら…」

「大丈夫だよ、この計画はきっと上手くいく。全てが良くなるはず…」

そこへ未来の記憶を持ったウルヴァリンが押し入ってきます。

「そうはいかねえぜ、お二人さん。エイミンは俺たちを利用しようとしているに過ぎない」

未来の情報を得たウルヴァリン達はまずローグを説得し、すべてを理解したローグは改めて自分が忌避していたスカーレット・ウィッチに対し詫びを入れます。

f:id:kotobuki_ya:20150103013451j:plain

 

地球では迫り来るイグジーターを対策するためヒーロー達が集まっていた。

そこへ降りてくるスカーレット・ウィッチ、キャプテン・アメリカ、ワンダーマン、ローグの4人。

キャップはローグにヒーロー達の力を集結させ、イグジーターに対抗するよう提案します。

「本当に信じていいんだな」

ワンダーマンがスカーレット・ウィッチに確認をします。

「ええ、ウルヴァリンの言ってたことが正しければ、私たちはまず地球を救う事を考えなくちゃ」

「わかった、ならば君のために俺も力になるよ」

そういうとワンダーマンは自身全てをイオンエネルギーに変換しローグに取り込まれます。

f:id:kotobuki_ya:20150103013506j:plain

 

 

宇宙船アークではスカーレット・ウィッチらが居なくなったという報告を受けてアポカリプス・ツインズが怒りを顕にします。

そして宇宙船のタキオン・ダムを守るグリム・リーパーのところにはハボック、ウルヴァリン、サンファイアが現れます。

 

ローグはさらに力を集めます。スカーレットウィッチとDr.ストレンジの力を借り、あらゆるヒーローやミュータント達から力を分け与えられます。

そうしてフルパワーとなったローグはイグジーターの足をがっちりと受け止めます。

「確かに世界中のヒーローから集めたパワーは凄まじい。

だがこれだけでは少し足りないな」

「だろうな」

「まだ何かあるのか、スティーブ?」

アイアンマンが疑問を投げかけると、キャップはワスプに通信を入れます。

「ワスプ、そちらの具合はどうだ?」

「ソーは上へ向かったわ。こちらも何とか」

 

通信の向こうでワスプが援軍を連れて飛んでいます。なんとその援軍とはデスの力を得たセントリーでした。デスシードによる莫大な力を得たセントリーは自身こそがアポカリプスの後継者であると思い込むようになっており、自らが従えるべき地球を守らねばならぬという意識からローグと肩をならべてイグジーター阻止に立ち上がります。

f:id:kotobuki_ya:20150103013522j:plain

 

そしてソーもまたイグジーターに立ち向かおうと成層圏へ飛び立っていた。

ソーは自身の過ちでもあるヨルンボルンの斧を持ってイグジーターの首元に切りかかります。ソーの血の祝福を受けた斧は難攻不落のセレスティアルズの装甲を破り、大ダメージを受けたイグジーターは切り口からエネルギーを噴出させながら狼狽します。

 

そしてグリム・リーパーを破ったウルヴァリン達はタキオン・ダムを破壊します。

f:id:kotobuki_ya:20150103013536j:plain

イグジーターを制止し、アポカリプス・ツインズの計略を覆したアベンジャーズの勝利かに思えたその瞬間、ソーの元に現れたのは征服者カーンとアボミネーター・デスロックでした。アボミネーターはソーの身体を抱え込むと自身もろともイグジーターの傷口からエネルギーの奔流の中に飛び込んでいきます。

 

同時に地上のヒーロー達のところにはドゥーム2099達、カーンの手下達が現れます。

f:id:kotobuki_ya:20150103013545j:plain

 

 

一人残ったカーンはその傷口からあふれ出すセレスティアルズのエネルギーを自身に取り込み始める。カーンの計略とはアポカリプス・ツインズによってセレスティアルズを呼び出し、ヒーロー達の手によってその動きを止めさせ、漁夫の利を得てエネルギーを奪うことにあったのでした。

 神にも匹敵するエネルギーを得たカーンは高らかに勝利を宣言するのであった。

f:id:kotobuki_ya:20150103013605j:plain

 

 

ついに明るみになったカーンの策略。とはいってもやはり時間移動者のやること、後出しジャンケンな気がしてしまうのはしょうがないところ。

それともう一つ感動的ではあるものの唐突感があるのがセントリーの協力。一応過去の戦いの中でも「自身がアポカリプスの後継者だ!」と錯乱しかけてるセリフはあったのですが、そこと地球の守護者と混同して仲間になってくれるのはちょっと伝わりにくいところでもありました。ただ、セレスティアルズを相手にできるキャラクターというのも限られては来ると思うので、セントリーというキャラの使いどころとしては正しいのかとも考えられます。

 

 

【 登場キャラクター】

ハボック、ワスプ、ソー

スカーレット・ウィッチ、ワンダーマン

キャプテン・アメリカ、アイアンマン

ウルヴァリン、サンファイア

アポカリプス・ツインズ

ダケン、グリム・リーパー

 

 

Uncanny Avengers Volume 4: Avenge the Earth (Marvel Now)

Uncanny Avengers Volume 4: Avenge the Earth (Marvel Now)

 

 

スポンサーリンク