タイムウォーカー Film1
Film1 アイヴァー・アニパダ
2015年、スイスのジュネーブでニーラ博士は画期的な研究を最終段階にすすめていた。
ネガティブエネルギーの観測実験だ。
後はスタートのスイッチを押すだけ、その時になって彼女の元に訪問者が現れた。
彼の名前はアイヴァー・アニパダ
そう名乗るスーツの男は彼女の実験が地球上のあらゆる物体に影響を及ぼしてしまうと警告する。
当然、そんなたわごとを言う男をドアの外に叩きだした彼女だが、振り返った瞬間、アイヴァーは彼女の目の前に居た。
驚いたニーラ博士だったが、キレた彼女はアイヴァーを殴り倒してガードマンを電話で呼ぶ。
しかし現れたのは見慣れぬ制服の3人の男。
彼らはニーラ博士を部屋から出し、アイヴァーを捕獲する。
しかし次の瞬間、制服の男達は金色のロボットのような姿を現し、ニーラ博士を捕獲しようとする。
だが、目を覚ましたアイヴァーは75世紀の半重力パッドを用いて金色男たちを倒し、ニーラ博士と逃亡を始める。
「ウォーカー!貴様の犯した罪の代価を支払ってもらうぞ!」
金色の男はそう叫ぶが、アイヴァーはそいつを撃ち倒し、ニーラ博士を連れて逃げ出す。
わけのわからないニーラ博士だが、アイヴァーに手を引かれタイムアークに飛び込む。
果てしない時間の逃亡劇が、今始まる。
これまで馴染みのなかったヴァリアントコミックの作品ですが、インターネットでにわかに話題になっていたため読んでみたところ、あまりのスピード感とSF感に一気にハマってしまいました。
聞くところによると数十年前のSFドラマ「ドクター・フー」のオマージュらしいのですが、私自身そのドラマを知らないため特にコメントは無し。いまのところ三話まで読んでとてつもないノリの良さに一気にハマってしまいました。
こちらのコミックは「Comico plus」というサイトで2話までは登録なしで読めるようになっています。本サイトの拙い文章だけでなく、実際のコミックをぜひ見ていただきたいと思います。