映画X-MENファーストジェネレーション感想
X-MEN映画紹介の第四弾です。あいだに映画「ウルヴァリン」シリーズを挟もうかと思ったのですが、視聴順の関係でこちらが先に。
X-MENシリーズとしては時系列が一番古い、チームの創設となるお話になります。
ストーリー
ある裕福な家に生まれ育った少年チャールズ・エグゼビア。空腹から彼の家に盗みに入った少女レイヴン・ダークホルム。そしてユダヤ人捕虜収容所で母を失った少年エリック・レーンシャー。
彼らにはある特徴が共通していた。それは常人にはない超能力を持つ「ミュータント」と呼ばれる存在であることだった。
そこから時代は進み、1962年米国とソ連の間で核戦争の核戦争の緊張が限界まで高まる。だがその背後には、クラウス・シュミット(セバスチャン・ショウ)達ミュータントテロリストの暗躍があった。それを阻止すべくチャールズとエリック等は、ミュータントの仲間を集めショウ達を止めるべく行動するのだが…。
感想(ネタバレ注意)
所謂「X-MEN創立ストーリー」である。
主要3人の幼少時代から始まり、初期X-MEN(まだこの時点では名前は無いが便宜上こう呼ぶ)の招集、そして戦争危機回避の活躍が描かれる。
ここでの「メンバーの招集」と「能力の訓練シーン」というのが楽しい。ソニックスクリームで空を飛ぶ練習をするショーン(バンシー)や、制御しきれない破壊光線で核シェルターを火の海にするアレックス(ハボック)など、各人の能力とその制御を描きながら紹介する様はX-MENシリーズの中でも、屈指の好きなシーンである。
(さて、この後どうなるでしょう)
また、ストーリーも良い。実際に起きた「キューバ危機」を下敷きに両陣営の対決が描かれる。これを荒唐無稽と見るか、リアリティと見るかで評価は変わるが、自分は後者である。
このシーンでもX-MENメンバーの能力が上手く描かれ、「チャールズのテレパシーでミサイル発射を回避→バンシーのソニックボイスをソナーとしてショウ達の潜水艦を発見→エリックの能力で潜水艦を放り投げる」一連の流れは、見ていて涙ものである。
この後、両陣営の対決となるのだが、最終的には後のシリーズに繋がっていくため、正義の勝利だけでなく、「悪のミュータント”マグニートーの誕生”」が描かれる。この映画のみを観た人にとっては、なんともすっきりしない終わり方に見えるが、それは仕方のないところ。
兎にも角にも、個人的感想を言わせてもらうと「X-MENシリーズ最高の出来」であると言いたい(この後の2作は未視聴であるが)。特に前述のメンバー招集や能力の訓練といった、チームの創設ストーリーに興味を引かれた方にはおすすめしたい作品であります。
【おまけ1】
メンバーの招集シーンにウルヴァリンが出てくるところが嬉しいところ。(ウルヴァリンは長命のミュータントのためチャールズやエリックより年上となる)
まあ、見ての通り袖にされるのですが。
【おまけ2】
トップに張ったDVDパッケージ画像、所謂「初代X-MEN」に混じって、しれっと敵であるエマさんが混じっているのが可笑しいところ。
俳優の格的にも、ショウ役のケヴィン・ベーコンが入るべきじゃないの?
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映画の中でも(ややこじつけではありますが)以下の「黄色と黒のコスチューム」が出てくるのが嬉しいところ。
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