Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

オールニュー X-ファクター #5

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All-New X-FACTOR#5の紹介です。2014年3月6日刊行。

デンジャールームが人格を持ったいわゆる「ロボット」のデンジャーが仲間になったX-FACTOR。チームはどのように変わっていくのでしょうか。

 

明け方、ガンビットが目を覚ますと枕元にデンジャーが立っていた。

「な、なんだよ!?」

「おはようございますガンビット。

ところで朝の挨拶は"おはよう"であって"なんだよ"は違うのでは?」

「こんな所でなにしてるんだよ!」

「何?あなたと会話しているのですが」

「なんでこんな所に居るんだって言ってるんだよ」

「あなたに聞きたいことが有るからです。

ここじゃ悪い理由でも?」

「ここはベッドルームで、俺は裸だ!」

デンジャーは島での戦いの時、ガンビットのキスでプログラムが変わったことを聞きたいらしいが、そもそも会話にならない彼女を相手にガンビットは嘆息するしかないのであった。

 

また別のベッドルーム。

サーバルインダストリーのCEOハリソン・スノウが身支度を整えていた。

ベッドの上には広報官のリンダ・クワン。

彼女は一糸まとわぬ姿で横たわっていた。

「こんな早くにどうしたの?」

「今日はテクノ社のスマッグ氏が来る日だろう。

それに8:30にはここを空けないといけない」

「どうして?」

「私の妻が今日帰ってくるんだよ。この状況はまずいだろ?」

「なによそれ?聞いてないわ」

「それじゃあオフィスで会おう、リンダ」

スノウは広報官のおでこにキスをする。

「わかった。わかったわよ、ハリソン」

一人残されたリンダもまた嘆息するのだった。

 

ポラリス、クイックシルバー、ガンビットの朝食の場に現れたスノウは

三人に今日のスマッグ氏との会談に顔を出してほしいと依頼する。

どうやらスマッグは企業所属のヒーローチームに興味深々のようだった。

 

その話を聞いたクイックシルバーは早速アベンジャーズタワーまで走りハボックに情報をもたらす。

「レマー・スマッグ?」

「そう、知ってるのか?」

「知らない人間の方が少ないだろ。

きっとスタークだって会ったことあるだろう。

サーバルに来る目的は何だろうか」

ハボックが聞き返します。

「企業買収とか」

「あり得るな」

そこまで話してクイックシルバーが聞き返します。

「ところで俺はいつまでこんなこと続けりゃ良いんだ?」

「俺が満足するまでだ。

ポラリスの状態が安定してると納得できるまでな」

ハボックの意志は変わりません。

「ところでチームメイトには怪しまれてないだろうな?

お前が今どこにいると思われてるんだ?」

「洗面台」

「そうか、なら早く戻った方が……って居ねええぇ」

 

サーバルインダストリーではちょうどポラリスが洗面所をノックしてるところだった。

歯ブラシを咥えながら出てくるクイックシルバー。

そのまま洗面台を入れ替わって出てきた彼にデンジャーが声をかけます。

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「クイックシルバー、何処へ出かけてきたのですか」

「どこって、洗面台だよ」

「脳波が乱れ脈拍も高く低いようです。

洗面台の中を走り回ったとは考えにくいので

理論的に考えれば長距離を移動したようですが」

「何言ってるんだ。お前の勘違いだよ」

「間違い有りません」

「間違いだよ」

クイックシルバーは表情を見られないよう足早に立ち去ります。

 

そしてスマッグ氏が来社する。

リンダ・クワンにいざなわれて会議室に向かうX-FACTORの四人。

ちょっと遅れて歩いていたデンジャーがリンダに問いかけます。

「リンダ、あなたはハリソン・スノウと裸で触れ合ったのですか?

彼は既婚の状態のはず、これは倫理的には問題有る行動ではないか」

急に隠し事を見抜かれながらも、動揺を見せぬようリンダが答える。

「え?何を言ってるの。そんなわけ無いじゃない。

何かの間違いよ」

「間違いありません。あなたの皮膚からスノウのDNAが検出されています。

朝にはもっと多量に検出されていました」

そのまま皆に追い付くよう足早に歩くデンジャー。

その表情はなにも変わりないが、皆から間違いだと言われ憮然としているようにも見えた。

 

会議室に現れたポラリス達はスマッグ氏から歓迎を受ける。

その場にデンジャーが遅れて登場すると

「この男性は偽物だ」

開口一番物々しいことを言い放つ。

先程まで上機嫌だったスマッグ氏もいきなり現れたロボットの発言には

腹を立て、会議室から去ろうとする。

そんな彼にデンジャーが土手っ腹に大穴を開ける一撃を放つ。

青ざめるスノウとX-FACTOR。

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「愚かなロボットだ」

だがスマッグはその姿をみるみる機械の身体に変え巨大化していく。

「こいつは……メイガス!」

ポラリスが声を上げる。

スマッグの正体はかつて地球にテクノオーガニックウイルスをもたらした機械生命体だったのだ。

ポラリスはメイガスをビルの外に放り出すも相手はそのまま巨大化して攻撃してくる。

制止も聞かずデンジャールームが飛び出し、

こちらもハードライトホログラムで巨大化して対抗する。

ロボとロボの対決である。

 

そこにX-FACTORも加わろうというそのとき、割り込んでくる者がいた。

それはメイガスの子にして、かつては父と対立していたニューミュータンツのウォーロックだった。

ウォーロックの一言で退散するメイガス。

かつて対立していた親子が共に居ることに戸惑うX-FACTOR。

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そこにポラリスが提案する。

「ウォーロックについてのことなら彼に話を聞かないといけないわね」

それはウォーロックのチームメイトにして、彼の大親友であるサイファーことダグラス・ラムゼイだった。

 

 

今回のサブタイトルは"Hello Warlock”(こんにちは、ウォーロック)。これは次回の6話に登場するセリフ。今回はハローな雰囲気では有りませんでしたからね。

 

さらに今回の映画(ドラマ)ネタ。スマッグ氏が来社したときのハリソン・スノウの言葉。

「ようこそ、Mr.スマッグ」

「いや、立派な建物ですな」

「中はもっと凄いですよ。ドクターフーもびっくりですよ」

「ドクター……誰?ですかな?」

「いや、失礼。間違えました」

メイガスもドクターフーまでは調べてなかった用です。

 

 

【登場キャラクター】

ポラリス、ガンビット

クイックシルバー

ハリソン・スノウ

ウォーロック、メイガス

 

All-New X-Factor Volume 1: Not Brand X

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All-New X-Factor (2014-2015) #1

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