サイクロップスとフェニックスの卵: シークレットウォーズ編
昨日に引き続きX-MENを代表するミュータント: サイクロップスと謎のフェニックスエッグについて書きたいと思います。
かくして世界の衝突は目前に迫ってしまい、かつ向こうの世界(Earth-1610)からこちらの世界(Earth-616)を殲滅せんと大量の軍隊が送られてきました。互いの存亡をかけた戦いの中、サイクロップスはどのような役割を果たすのでしょうか。(注:今回の記事は5月6日発売のシークレットウォーズ#1の内容に深く触れています)
シークレットウォーズ #1
目前に迫ったアルティメットユニバースの地球から次々に飛来する攻撃艇。
それに対抗すべくこちらの地球のヒーロー達も立ち向かう。
混戦の中、二体のセンチネルが現れる。
「アイスマン、見ろ!センチネルだ。あれは君たちの敵か?味方か?」
キャップの問いにアイスマンが答えます。
「あれはネイションXから来たヤツだ。
サイクロップスめ、ついに何か始める気か!」
「着陸体制。プロフェッサー・サマーズ、次の行動を指示願います」
「準備にはまだ時間がかかる。
住人を避難誘導、出来るだけ遠くだ」
サイクロップスはネイションXセンチネルに指示を出します。
火の海に包まれるマンハッタン。
キャプテン・マーベルが異世界のアイアンマンと交戦する中、
ハルク、シーハルク、コロッサス等パワーハウスは敵地に乗り込み
本拠地ともいえるトリスケリオンを倒壊させます。
イルミナティがマニフォールドのテレポート能力を使って重要人物を
救助艇に集める作戦を開始する中、
時を同じくしてサイクロップスも行動を開始する。
「プロフェッサーへ警告。
1分以内に防衛線が突破されます。確率は98%」
「時間だな…。フェニックスエッグのハッチを開けてくれ」
サイクロップスがそう言うと卵を搬送していた格納庫が開きます。
フェニックスエッグと再び対面するサイクロップス。
「久しぶりだな、私の事を覚えているか?
私と一体となるこの感覚を覚えているか?
行くぞ、愛しきフェニックスよ」
サイクロップスが卵に触れると、彼の身体から炎のオーラが噴出し
鳥のような形を成します。
一方マニフォールドの救出作戦は続き、スターロードやスパイダーマン、キャプテン・マーベルなどが次々と救護艇に運ばれていきます。
フェニックスの炎を纏ったサイクロップスは次々と攻撃艇を撃墜していく。
「聞け。
無駄な戦いは停止せよ。
再生の時は始まったのだ。
蘇れ。生まれ変われ。
新たなる姿を持って……」
絶対的な力を振るい、力に力で対抗しつつも再誕を謳っていた
サイクロップスだったが、マニフォールドの力に包まれ気が付くと
救護艇の中に転送されていた。
と、ここまででサイクロップスの出番は終了。タイムランズアウト編ではやる気のない素振りを見せていましたが、しっかりと見せ場を作ってきました。(といっても数ページ程度でしたが)
フェニックスエッグが何なのか詳細は語られませんでしたが、見た目だけから推測すると、やはりフェニックスフォースであると考えられます。セリフから見ても「アベンジャーズ vs. X-MEN」に出てきた力と同等のものかと思われます。
それよりも燃えどころとしてはネイションXセンチネルとサイクロップスの会話。「プロフェッサー・サマーズ」ですよ!以前から生徒にはそのように呼ばれてましたが、第三者的なセンチネルから呼ばれてるのを見ると、ついにサイクもプロフェッサーXに並ぶのか!?などと考えてしまいます。
ただ、呼んでいるのがセンチネルというところを良く考えると、サイクロップス自身がそう呼ばせるようにプログラムしたとも考えられます。そう考えるとグッとダメっぽさが出てくるところもまたポイントではないでしょうか。
そんなプロフェッサーの新コスチューム……。
AvXの時のアレじゃダメだったのでしょうか。
シークレットウォーズ自体の展開が読めないので何とも言えないところではありますが、一応世界崩壊からは逃れられたと思われるサイクロップス。今後の出番はあるのでしょうか。そして散々「再生」を謳っていたミュータントの今後の去就はどうなるのでしょうか?気になるところであります。
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