Children & Weapon Smith

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彼もポール・ラッド似になる?アントマン/スコット・ラングの歴史を紐解く

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マーベル公式にて「アントマンの歴史を紐解く」と冠して、今夏映画公開されるアントマン/スコット・ラングの歴史を公開しています。今回はこちらの記事を取り上げたいと思います。


Uncover the History of Ant-Man | Marvel.com

 

正史世界におけるアントマンは何人かの人物が襲名しておりますが、今回の特集で取り上げられているのは2代目スコット・ラングです。映画版の主人公にも抜擢された彼は、ピム粒子を発明した天才科学者ハンク・ピムと違って家庭を持ち仕事を持ち、時に悪いことも考えてしまう人間的なキャラクターです。

それでは、そんな彼の歴史を紐解いてみましょう。

 

始めはただの電気技師

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スコット・ラングが始めてマーベルユニバースに登場したのは1979年のアベンジャーズ#181。アベンジャーズの基地の電気修理をした技師で、ワンダーマンに賊と間違われるという役回りで登場しました。後の展開を考えると程よい伏線が張られていたのが覗えます。

 

新たなるアントマン誕生

次いで登場したのは同年のマーベルプレミア#47。窃盗の前科があるラングは娘キャシーの心臓手術の代金を得るためハンク・ピムの家に盗みに入ります。その際にアントマンのスーツを手に入れます。

 

父として

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 そして同#48で彼は心臓外科医のゾンドハイム博士を救うために悪漢ダレン・クロスと戦います。博士を救い、娘を救ったラングはハンク・ピムの元へアントマンスーツをもって罪を償いに行きます。この行動こそ正義の行いとみなされ、晴れてラングは二代目アントマンとなるのでした。

 

対決タスクマスター

ワスプを救うためにハンク・ピム(イエロージャケット)と二人で出撃したラングだったが、タスクマスターに敗退。3人揃って捕らえられてしまいます。アベンジャーズメンバーの活躍によって助けられるものの、ラングにとっては苦い勝利になりました。

 

リベンジ!

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後のアニメやゲームでもオマージュされる「ホークアイの弓矢で射出されるアントマン」の初出がこちらのアベンジャーズ#223。タスクマスターと再戦し勝利しています。アントマンが乗った矢は敵に飛んで行ったのではなく、サーカスの大砲から打ち出されたマトリョーシカ人形に搭載された爆弾を解除するために撃ちだされました。

 

包囲網

アベンジャーズ#275/#276ではアブソービングマンやティタニアらマスターオブイービルに襲撃されたアベンジャーズマンションを守ります。このころ正式メンバーだったハーキュリーズもやられ、ワスプのピンチに颯爽と登場しているようです。

 

ファンタスティック・フォー

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1999年のファンタスティック・フォー#384から#407の間、不在となったリード・リチャーズにかわりFFのメンバーに加わります。この数年後にも彼はFFに抜擢されますが、この展開から繋がってきたのかもしれません。

 

地球最強のヒーローとして

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アベンジャーズも改変が近づく2002年のアベンジャーズ#57。この号から始まる新展開にてラングは再びアベンジャーズに加入します。記事本文を見ると同時期にアベンジャーズに加わったジャックオブハートとは相容れなかったようです。

 

ディスアッセンブル、そして…

このようにアベンジャーズに復帰したアントマンだったが、その後の展開はラングにとって厳しいものとなる。#500の「アベンジャーズ ディスアッセンブル」展開にてラングは命を落とす。それはアベンジャーズの解散に繋がるものであった。

 

悲しい復活

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アベンジャーズ解散のきっかけとなったスカーレット・ウィッチの復活を描く2010年のアベンジャーズ:チルドレンズ クルセイド#5 にてラングは復活を遂げる。しかしその物語は彼の娘キャシーの死という悲しい結末で幕を閉じるのであった。

 

フューチャーファウンデーション

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2012年、ファンタスティック・フォーが地球を離れる展開において新たなFF(フューチャーファウンデーション)としてラングはリーダーに抜擢される。ミズ・シングなどのオフビートなノリに目が行きがちだが、このストーリーにおいてラングは娘キャシーの仇であるDr.ドゥームに勝利して因縁を晴らす。

 

新たなる一歩

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先にこのブログでも紹介したアベンジャーズ&X-MEN: アクシスの展開において娘キャシーが復活。晴れて平穏なる日常を手に入れたスコット・ラングは新たなる戦いを新たなるアントマン誌にて展開することとなります。

 

ということで新アントマン誌の発売に繋がる歴史紹介でした(この元記事はアントマン誌発売直前の1月5日公開)。

 

【おまけ】

2015年に入って新創刊された「ANT-MAN」誌ですが、ライターは昨年まで「The Superior Foes of Spider-Man」を手がけていたニック・スペンサー。今回のアントマン誌でも戦うだけでないヒーローの日常と悲哀が描かれている模様。

アベンジャーズのチームメイト、トニー・スタークの元へ "就職活動" に行ったり

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スパイダーマンのB級ヴィラン、グリズリーと戦ってたと思ったらビジネスパートナーになっていたりと

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そそられる内容となっています。

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