アベンジャーズ&X-MEN:アクシス #7
「AVENGERS & X-MEN : AXIS #7 END THE LINE」の紹介を行います。
反転したヴィラン達によって結成されたアストニッシング アベンジャーズは人類殲滅を計るX-MENとの対決に赴きます。そして悪に堕ちたアベンジャーズの動向は!?今回から「BOOK THREE: NEW WORLD DISORDER」となっております。
前段:アベンジャーズ&X-MEN:アクシス #6 - Children & Weapon Smith
シップ内部。
ハボックとサイクロップスが捕えたワスプを前に話しています。
そこに飛んでくるナイトクローラー。
「ロジャースの部隊がこちらに攻め込んできたぞ」
「誰だ、そんな命知らずの連中は」
「いいから自分の眼で確かめてみろって」
表では声高に「アベンジャーズアッセンブル!!」と叫ぶ
アブソービングマンに続いてヴィラン軍団がシップに攻め入っていた。
一方スパイダーマンとデッドプールの二人は遺伝子爆弾に対処しようと
シップ内部に潜り込んでいた。
「てな訳で爆弾解除ミッションの始まりって訳だ、相棒」
「誰があいぼ……まあいいや。
とにかく僕らだけじゃアポカリプスには太刀打ちできない、
まずは奴を部屋から追い出すように…っておぉぉい!」
「『エイジ・オブ・アポカリプス』はもう十分だ。
俺が欲しいのは『アクエリアンエイジ』ってね」
デッドプールがアポカリプスに跳び蹴りをかまします。
やむなく二人が戦っている間に爆弾の解除に挑むスパイダーマン。
しかしアポカリプスの猛烈なパワーの前に二人諸共シップの外に放り出されてしまいます。
「ところで、ウェイド?」
「なんだい」
「僕ってあんたの相棒じゃないよね?」
そんなスパイダーマンに今度はナイトクローラーが襲い掛かります。
そこを救ったのはなんとカーネイジ。
「お、お父さん蜘蛛を見捨てるカーネイジじゃ、ないぜ」
ナイトクローラーに蹴りを入れます。
「まさかカーネイジにお礼言う日が来るなんてね」
「れ、礼は要らないぜ。兄弟」
「ありがた過ぎて、ますますわけわからなくなってきたよ」
一方ラトベリアではマグニートーを前にしたスカーレット・ウィッチが
血縁の恨みを露わにしていた。
「我こそは混沌の魔女!
もはやこの血筋絶つほか道はない!
骨よ砕けん、血よ沸き立たん、断ち切れよその絆魂!
かの血脈に呪いを!!」
彼女は血縁者へのみ届く呪文を発するが、
それによって苦しみ悶えたのはクイックシルバー1人だった。
マグニートーに呪文が働かないということは、血縁関係が無い。
驚愕の事実に二人は面食らうも、スカーレット・ウィッチはすぐさま個別の
呪文でマグニートーを炎に包む。
そんな家族間の諍いを尻目にDr.ドゥームはポータルから何処かへと逃げ去る。
「逃げるがいい、ドゥームよ。
貴様が逃げ隠れしている間にこのラトベリアは灰と化すだろう!」
サンフランシスコではX-MENとヴィラン達の戦いの様子を伺いながら
アベンジャーズが今後の動向について話し合っていた。
「X-MENの前に現れたヴィラン連中、
あれは多分スティーブ・ロジャースの手引きだろう。
おそらくスティーブはレッド・スカルを手中に納めている。
我々の新たな活動の障害となるだろう」
「クルーはあんな爺いどうでも良いぞ」
「それよりX-MENだ。放っておけば私の民にも危害を加えかねないわ」
メデューサが訴えます。それに答えたのはルーク・ケイジでした。
「それじゃあ決まりだな。
ヴィラン共もX-MENも皆殺しだ」
意見は一致し、X-MENもろとも敵対勢力は全滅するべく彼らも行動を開始するのであった。
「愛など不要!世界は憎しみに溢れているではないか!」
アポカリプスがデッドプールを叩きつけます。
マンハッタンでの戦いは収束を見せようとしていた。
「エヴァン、ゲホッ、流されちゃだめだ…
君はこんな戦いをしたいわけじゃなかったろ?皆が平和で過ごせる道を探してたはずだ…」
「いい加減世迷い言はよせ!
エヴァンなどという存在は成長の過程、単なる蛹でしかない。
真の姿はこのエン・サバー・ヌールだ!」
デッドプールはアポカリプスではなく彼の友人"エヴァン"の暴挙を止めようと奮闘する。
「…そんな奴、誰もお呼びでないさ。
皆が待ってるのはエヴァン、君なんだ」
首根っこを掴まれ息も絶え絶えなデッドプールの口は動き続けます。
「エヴァンの望みはより良い世界だったじゃないか…
こんな、こんな戦いの世界じゃない、自然、溢れる…」
「うるさい!この偽善者が!
貴様とX-FORCEが何をしたかもう忘れたのか!
一介の子供であるホストボディを殺したのはどこのどいつだ!!」
さらに吹き飛ばされるデッドプール。
「殺したければ、殺せよ。だがそれでいいのか…。きっと間違いに気づく…。
エヴァン、俺は君が間違いに気づくことを信じてるんだ…」
しかしアポカリプスはその声を振り切るように暴力に暴力を重ねて、
デッドプールを叩きのめします。
「救いようのない愚か者め!自分が如何に間違っていたか見つめてみるがいい!
もはや何も見えんだろうがな!」
デッドプールはもはや原型をとどめていません。
「正しくあれとか言っていたな。我こそが正しい。貴様よりも優れていたからだ。
そして我は何者よりも優れている!アポカリプスこそが支配者なのだ!」
そして他のアストニッシング アベンジャーズの面々も倒れ、遂に遺伝子爆弾のタイマーがゼロにならんとしていた。
間にラトベリアとサンフランシスコのシーンが入ったものの、ほぼ一話まるまるかけてアポカリプスがデッドプールをボコボコにする話。最後は首と胴体がさよならしてしまう程叩きのめされてしまいましたが、まあデッドプールなので心配することは無いでしょう。
今回の一番の驚きはマグニートーとワンダ・ピエトロ姉弟の間に血縁が無かったという事実。MARVELスタジオと20世紀FOXの間で揺れてるキャラクターをコミックの内部から整理しようという狙いがあっての事とも噂されています。漫画の外の事情が影響してくることには多少の抵抗感がありますが、この設定変更が後のお話を盛り上げてくれるのであれば文句はありません。
【登場キャラクター】
アポカリプス、デッドプール
スパイダーマン、ナイトクローラー
Dr.ドゥーム、スカーレット・ウィッチ
マグニートー、クイックシルバー
<AXIS単行本情報>
ハードカバーは3/10発売の予定。下は英国仕様の独自ペーパーバック(パニーニブックス版)となっています。
- 作者: Rick Remender,Adam Kubert,Lienil Francis Yu
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Avengers & X-Men: Axis (Avengers the X Men)
- 作者: Rick Remender,Andy Kubert,Ken Lashley
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