アベンジャーズ＆X-MEN：アクシス #5

 

「AVENGERS & X-MEN : AXIS #5 SOMETHING CLEARLY WENT WRONG」の紹介を行います。

逆転効果によって引き起こされたヒーロー達の凶行はまだ続きます。

前段：アベンジャーズ＆X-MEN：アクシス #4 - Children ＆ Weapon Smith

参考：X-MEN雑記 1/3 - Aleolapin

アベンジャーズタワー。

招集に応じてノヴァが飛んできたところにちょうどスパイダーマンも現れる。

「おーい、スパイディ！」

「”スパイディ”なんてよそよしく呼んでくれるなよ、少年」

「あー、ごめんなさい。スパイダーマン」

タワーの中には中に入ると多くのヒーローが集まっていた。

錚々たる顔ぶれに緊張する新人ヒーローのノヴァ。

ホークアイにヴィジョン、インビジブル・ウーマンもいます。

「そういえばロジャースはどこかしら？」

「スティーブは入ないよ、スー」

現れたのは新たなるキャプテン・アメリカ、サム・ウィルソンでした。

「緊急事態だ、レッド・スカルが逃げ出した。

セキュリティのログを確認したところ、アベンジャーズレベルのアクセス履歴が有った。

つまり、君たちの中に脱出を手助けした者が居ると考えられる」

「何の冗談だ？」

ブラックパンサーの反発にキャップは返します。

「私がキャプテンになった以上、君たちには私のやり方に従ってもらう責任がある。

真相がわかるまで君たちにはアリの巣で過ごしてもらおう」

キャップの言葉にスパイダーセンスが働いたスパイダーマンはノヴァを伴ってビルの外へ飛び出します。同時にキャップの仕掛けた罠が発動し、集められたヒーローはピム粒子によって縮小化されてしまいます。

なにが起きたのか理解する間もなくメデューサ、キャップ、スカーレット・ウィッチに追われることとなる二人。

そんな二人を助けたのはマグニートーだった。

二人を逃したアベンジャーズだったが、計画は次々と進行していく。

「X-MENもなんとかしないとな」

「その次の計画はインヒューマンズってことかい？ケイジ」

「計画？そんなもの関係ない。私は縛られるのはもうやめたんだ」

スカーレット・ウィッチはそういうとアベンジャーズを離れ、

独自に復讐を果たすため飛んで行ってしまうのだった。

マグニートーがスパイダーマンとノヴァを連れて来たのはアベンジャーズマンション。

そこ待っていたのはスティーブ・ロジャースとその息子ノーマッドだった。

スティーブは周囲の異変に気づき、独自に行動していたのだ。

「ドゥームとスカーレット・ウィッチがレッド・オンスロートの意識とエグゼビアの

意識を逆転させようとした魔法、あれが原因か」

「あれにより島にいた全員の善悪が逆転してしまった」

「島にはヒーローもヴィランも居たんだから、そりゃごっちゃごちゃだね」

スパイダーマンの言葉にノヴァが続けます。

「じゃあヒーロー達が悪人のようになったってことでしょ。

となると悪人達は…」

マグニートーが口角を上げて答えます。

「善人になったというわけだ」

状況は理解できたものの、対応策を考える間もなく次々と異常事態が起こります。

街に出たクルーは気の向くままに破壊の限りを尽くします。

それを見て現場へ飛んでいくノヴァ。

さらにアポカリプスは宇宙船シップをNYの街中に下ろして拠点とする。

当然X-MENもそこに伴っています。

X-MENはレッド・スカルを奪いにアベンジャーズタワーに踏み込んできます。

そこでピム粒子を摂取するため装置に拘束されているワスプを見てハボックが怒ります。

装置を破壊したハボックにキャップが応戦しようとしますがX-MENには人数で後れをとります。

「よせ、そいつは生かしておくのだ」

アポカリプスがローグ達を制する。

「キャプテン・アメリカよ、貴様にはメッセンジャーになってもらおう。

汚らわしい人間に向けて三時間でこのマンハッタン島から出ていくよう伝えるのだ。

良いか、たしかに伝えるのだぞ、

貴様らを支配するのはこのアポカリプスだということを！！」

善悪逆転したアベンジャーズとアポカリプス率いるX-MENは全面対立に入ります。そして両陣営を何とか阻止しようとするスティーブ・ロジャース率いる第三陣営。この三つ巴の戦いはどこへ向かうのでしょうか？

それにしてもTVでクルーの大暴れを見た途端、街へ飛んでいく若きノヴァ a.k.a サム・アレキサンダー君の熱血度合に好感が持てます。 

 【登場キャラクター】

キャプテン・アメリカ、クルー

サイクロップス、ハボック

アポカリプス、スティーブ・ロジャース

スパイダーマン、ノヴァ

＜AXIS単行本情報＞

ハードカバーは3/10発売の予定。下は英国仕様の独自ペーパーバック（パニーニブックス版）となっています。

Avengers & X-Men: Axis

Avengers & X-Men: Axis (Avengers the X Men)