Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

アベンジャーズ&X-MEN:アクシス #4

f:id:kotobuki_ya:20150126060304j:plain

「AVENGERS & X-MEN : AXIS #4 ALTERD BEAST」の紹介を行います。アクシスは全9話のイベントですが、3話ずつの章立てとなっており前回までの3話が「BOOK ONE: RED SUPREMACY」、今回からが「BOOK TWO: INVERSION」となっております。

 

ジェノーシャで行われたレッド・オンスロートとの戦いは終息し、平和が戻ったかに見えたヒーローコミュニティですが、なにやら皆の様子がおかしいところが見え始めます。

 

前段:アベンジャーズ&X-MEN:アクシス #3 - Children & Weapon Smith

 

本ストーリーの紹介は#3までに引き続き「Aleolapin」様でも紹介されております。関連誌も含めストーリーが確認できますので、あるキャラに絞って話を追いたい場合は大変参考になります。

 

参考:X-MEN雑記 1/3 - Aleolapin

 

ヘリキャリアではジェノーシャで起こった事件についてキャプテン・アメリカからニック・フューリーJrに説明がされていた。

だが、捕えたレッド・スカルの処遇を巡りこちらでも対立が起こります。

アベンジャーズタワーに収監しているレッド・スカル引き渡すように迫るニック・フューリーに対し、キャプテン・アメリカが異を唱えます。

「あなたの出る幕は無い、ニック」

「それは話の筋が違うだろう、サム。私の船ではS.H.I.E.L.Dのやり方に従ってもらうぞ」

「お前の船だと!」

キャプテン・アメリカがニック・フューリーJr.を殴り飛ばします。

「今までと同じやり方が通用すると思っては困るな。

私はこれまでのキャプテン・アメリカとは違うのだ」

 

異変は街でも起こっていた。

触手の怪人スクワッドが一般人を人質に立てこもり事件を起こす。

駆けつけたスパイダーマンが部屋に飛び込むと、そこには赤いウェブで拘束されたスクワッド達が吊されており、壁には「お前らの親愛なる隣人、カーネイジ」と書かれたメモが残されていた。

 

また、サンフランシスコに拠点を移したアイアンマンも様子を違えていた。

満員のジャイアンツスタジアムに降り立つと、ビキニの美女を侍らせてセレモニーを行う。彼の発表とは新開発のナノマシン、エクストリミス3.0を無料配布するというのだ。

歓喜の渦に盛り上がる観衆達。

その様子を観客席から見ていたデアデビルことマット・マードックは違和感を感じていた。

「どういうことだ?スターク」

元より放漫な性格なトニー・スタークではあるものの、ここまで一般市民の射倖心を煽り、自分の技術をばらまいたりするものかと。

 

 そしてジーングレイ高等学校では校長のストームが全生徒を集めて集会を行っていた。

その場にはジェノーシャの戦いを経て学園に戻ってきたサイクロップス、アベンジャーズに参加していたハボックとサンファイアも参列していた。

「親愛なるミュータントの皆さま。私たちは依然として人間からの迫害を受け絶滅の危機にあると言えます。先日も卑劣なる人間であるレッド・スカルの攻撃を受けましたが、何とかこれを撃退することが出来ました」

「クエンティンがやっつけたんだよね」

「俺の手柄さ、イディ」

「嘘ばっかり」

ストームは続けます。

「チャールズ・エグゼビア教授は居なくなり、ウルヴァリンも居なくなった。

私たちの勢力は縮小の一途をたどっています。今こそ行動の時です!

我々X-MENが一つとなって戦う時が来たのです!」

その言葉をハボックが継ぎます。

「ミュータントと人類を一つに繋ごうとした偉大なる人物は死んだ。

私はここ数年、彼の意志を継ぐべく両者の溝を埋めて架け橋となろうとしました。

だがそれは不可能でした。

この世の唯一の原理は崩せませんでした」

「そう、我々が取るべき道は一つ。適者生存の道に他ならないのだ!!」

そう言って現れたのはアポカリプスへと変わり果てたジェネシスであった。

この集会を見たマグニートーは独り学園を後にする。

f:id:kotobuki_ya:20150127054605j:plain

 

そうしたX-MENの動きはアベンジャーズサイドも察知していた。

X-MENを敵視し注意が必要と言うキャプテン・アメリカは、もう一つの懸案事項を挙げる。捕らえたレッド・スカルの処遇についてである。

キャップ、オーディンサン、ルーク・ケイジ、メデューサ、スカーレット・ウィッチ、ワスプらは話し合い、なんと彼の処刑を決定する。

やんごと無き決定に色めき立つジャービスは考え直すようキャップに進言するが、彼の言葉は耳に届かず突き飛ばされる。

その様子を見たハルクは突如目の色を変え、かつてサーペントに操られた際に化身した姿『クルー(Kluh)』に変身すると、キャップ達を一蹴して街に飛び出していく。

f:id:kotobuki_ya:20150127054537j:plain

 

「彼、追わなくていいの」

「時間が経てば落ち着いて我々の元に戻ってくるだろう。

今我々がやるべきことは……何ということだ」

突然の変身に面食らったものの、気を取り直しレッド・スカルの処刑に掛かろうとするオーディンサンとキャップの目に入ってきたものは、もぬけの殻となった独房だった。

f:id:kotobuki_ya:20150127054519j:plain

 

 

ジェノーシャの戦いの影響で善悪が反転してしまったヒーロー/ヴィラン達。そして脱走したレッド・スカルは?

アイアンマンの行動は同時期に開始した「SUPERIOR IRON MAN」へと続きます。

それとハルクは「ジャービス、友達。アベンジャーズは暴力しない、殺ししない」と言ってクルーに変身しましたが、キャップ達から離反したというわけではなさそう。この辺りはタイ・インのノヴァ誌を読めばわかるのでしょうか。

 

 【登場キャラクター】

キャプテン・アメリカ、ハルク

アイアンマン、カーネイジ

ストーム、サイクロップス、

ハボック、アポカリプス

ジャービス

 

<AXIS単行本情報>

ハードカバーは3/10発売の予定。下は英国仕様の独自ペーパーバック(パニーニブックス版)となっています。

Avengers & X-Men: Axis

Avengers & X-Men: Axis

 

 

Avengers & X-Men: Axis (Avengers the X Men)

Avengers & X-Men: Axis (Avengers the X Men)

 

 

スポンサーリンク