アベンジャーズ&X-MEN:アクシス #1
昨年12月まで行われていたクロスオーバーイベント「AVENGERS & X-MEN : AXIS」の紹介を行いたいと思います。
アンキャニーアベンジャーズのストーリーにてついに誕生したレッド・オンスロート。世界中に悪意を振りまく魔人を止められるのでしょうか。
前段:Uncanny Avengers #25 - Children & Weapon Smith
ちなみに本ストーリーの紹介は古参のアメコミ関連サイト「Aleolapin」様でも行っており、こちらでは関連誌の情報も合わせてご覧いただくことができます。
ニューヨークに現れた植物人間。
出動したアベンジャーズは突如頭の中に響き始めた赤い声に唆され、ささいな言葉のあやから互いに罵り合い内輪揉めをはじめてしまう。
なんとかその場はアイアンマンのテレパシージャミングでしのいだものの、
同様の現象は世界中で起きており、人々が憎しみ合いの中で暴動や騒乱を起こしていたのだった。
その原因はジェノーシャにあった。
オンスロートとして蘇ったレッドスカルは、世界最高のテレパスであったチャールズ・エグゼビアから奪った脳を使い、世界中の人間の憎しみの心を増大させていたのだった。
その場に居合わせたハボック、ローグ、スカーレット・ウィッチ、マグニートーは
必死の抵抗を試みるが四人では歯が立ちません。
収容所に捕らえられていたサイクロップス、エヴァン、クエンティン・クワイアを
解放するも、プロフェッサーXの死にわだかまりを持っていたハボックはサイクロップスに殴りかかってしまう。
エヴァンが仲裁に入るも、その隙をついてエイハブの銛が彼の胸を貫く。
続けざまハボックに狙いが定められるが、それを庇ったのは兄サイクロップスだった。
一方でレッド・オンスロートはスカーレット・ウィッチに狙いを定めていた。
テレパシーで彼女を操り、魔力を介してさらに世界に変革を起こそうとする。
そこに割って入ったのがローグだった。
ワンダーマンの能力でレッド・オンスロートの顔面に一撃を叩きこむ。
するとその拍子に彼女の頭の中にプロフェッサーXの意識が流れ込む。
脳を奪われたもののその深層心理には彼の意識がわずかながら残っていたのだ。
だがそれすらもレッド・オンスロートのテレパシーに邪魔される。
ローグにはスカーレット・ウィッチを引き剥がし、一旦逃げ隠れることくらいしかできなかった。
そんな絶望的なジェノーシャに騎兵隊が現れる。
空中からはアイアンマン、キャプテン・アメリカ等アベンジャーズが飛んできてレッド・オンスロートに痛撃を加える。
そして地上では、まさにエイハブにやられんとしているサイクロップスとハボックの元にX-MENが駆けつけていた。
「サマーズ一家にいつもちょっかいを出し続けて、本当迷惑な奴だよ、エイハブ!」
ナイトクローラーが蹴りを入れます。
「ケーブルを傀儡にして、レイチェルを鎖で繋いでた悪い奴!」
ストームが電撃を食らわせる。
「そしてコルセアを掌で躍らせて、たいした奴だよ!!」
コロッサスが全力でぶちのめします。
「みんな…」
「俺たちはX-MEN、家族じゃないか。
もう一度、皆で一つになって戦おう。教授のために」
ナイトクローラーが二人の間に入ります。
「スコット……すまない」
「たしかに私たちは道を違えた。
だが、X-MENは常に同じ方向を向いて歩んできたんじゃないか。
何も気にするな。お帰り、アレックス」
「貴様のテレパシーは逆位相の精神波を流すことで中和済みだ。
観念しろ、レッドスカル!」
そう言って凄むアイアンマンに、レッド・オンスロートは不適な表情で答えます。
「なるほど貴様の技術か、スターク。
しかし、チャールズ・エグゼビアの能力に対応する技術がよく出てきたものだよなあ。
私は知っているぞ、貴様がシビルウォーの際に仲間の能力を調査し、弱点を洗い出していたことを」
アイアンマンの表情が曇ります。
「貴様は頭の中から消してしまったかもしれんがな。私は見つけてきたのだよ」
そう言うとレッド・オンスロートは足元から2体の巨人を召喚します。
「ヒーロー達を捕獲し、殺すために作られた、アダマンチウム製のスターク・センチネルだ!!」
第一話からレッド・オンスロートの猛進撃と絶望的状況、そこへ救援と逆転、さらに敵の隠し玉と怒涛の展開です。
その中でもX-MENファンとして嬉しかったのがサイクロップスとハボックの元にナイトクローラー達が助けに現れたシーン。サマーズファミリーを立てるセリフから兄弟の和解と泣かせるシーンの連続です。
【主な登場キャラクター】
キャプテン・アメリカ、アイアンマン
オーディンサン(ソー)、ハボック
ローグ、スカーレット・ウィッチ
サイクロップス、ジェネシス、
マグニートー、レッドスカル(オンスロート)
<AXIS単行本情報>
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