Uncanny Avengers #19
都市の中心部。X評議会がエイミンの元に集まり会議をひらいています。
議題は反逆者ハボックのこと、それと彼によりタキオン・ダムが破壊されたことについてでした。
そこへ捕らえたワスプを連れてマグニートーが現れました。
一方ハボックは、隠れ家に現れた征服者カーン達に驚きを隠せなかった。
カーンはDr.ドゥーム(2099)やストライフ、ブラドック長官(老サイロック)やアイアンマン(アルノ・スターク)といった未来のヴィラン・ヒーローを連れていた。
カーンの狙いは、彼らの技術・能力を組み合わせて、アベンジャーズメンバーの意識を過去にとばすことにより、アポカリプス・ツインズの計画を、プラネットXの誕生を未然に防ごうというのだ。
悪人カーンの言うことなど信じられないハボック。
しかしカーンは、彼の娘ケイティを攫って別の時間軸に連れて行きハボックを無理やりにでも従わせようとする。
やむを得ずカーンの計画に乗りワスプ救出作戦を先導することになったハボック。そんな矢先、隠れ家にワスプが帰ってくる。
だがワスプは隠れ家を探し出すために洗脳状態で泳がされていただけであり、それを追跡してX-MENとX-FORCEが現れるのであった。
「奴らに構うな!ワスプを連れて合流地点へ!」
そんなハボックの指示も虚しく戦闘状態になる両軍。
サイクロップスは真っ先にハボックへ飛びかかります。
「自分のしていることを見てみろ!アレックス!
こんな悪人どもと手を組んで…」
「信じてくれ、スコット!カーンは地球を取り戻す方法を示してくれた。
そして奴は、娘のケイティを人質に取っていったんだ」
「娘だって!?」
サイクロップスの敵意が一瞬和らぐ。
今度はマグニートーがハボックを捕らえます。
「何を迷っている、スコット」
「マグニートー!何をするんだ」
「この星が誕生する前に済ましておくべきだったことをするまでだ」
ハボックの身体が締め付けられます。
その様子を玉座のモニターで眺めていたエイミンと、側に控えるダケンとバンシー。
余裕の表情を浮かべるエイミンだったが、そこへ轟音が響きます。
振り返るとアボミネーション・デスロックが壁を破り、ソー達別働隊が侵入してきました。
「エイミン、地球の仇討ちに来たぞ」
否応無くカーンに従うことになったハボックですが、果たしてこの世界のX-MEN/X-FORCEに太刀打ちできるのでしょうか。そして登場して即容赦なく弟を殴りつけるいつものサイクロップス。もはや拳骨が挨拶代わりです。
本文では飛ばしてしまいましたが、エイミンのいる玉座の間にはミュータントの裏切り者としてサンファイアとウルヴァリンが拘束されており、意識を奪われたサンファイアから放出される炎でウルヴァリンは常に燃やされているという酷い拷問状態になっています。
小ネタとして面白いのはX評議会。ケーブルやストーム、サイクロップスに混じってなぜかジーン・グレイもメンバーに居ます。前号のパイロといい何故か死んだミュータントが復活しているプラネットX。何があったのかは深く考えてはいけない事かもしれません。
【 登場キャラクター】
ハボック、ワスプ、ソー
アポカリプス・ツインズ(エイミン)
ダケン、バンシー
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