Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

90年代スパイダーマンをオンスロートと振り返る

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だいぶ前のニュースになってしまいましたが、MARVEL公式サイトの「90年代を振り返る」のコーナーで個人的に思い出深いスパイダーマンの記事が掲載されていました。

 


Spider-Man Slaughters Sentinels in 90's By the Numbers with Ben Reilly | News | Marvel.com

 

紹介されていたのは1996年9月発行の「Amazing Spider-man #415」。この頃のアメスパ誌はクローンサーガと呼ばれる時期の終盤に差し掛かっており、主人公がお馴染みピーター・パーカーではなくベン・ライリーという青年でした。マーベル公式がリンク元のニュースを公開したのも、2014年現在進行中のイベント「スパイダーバース」に関係して、ベン・ライリー主役の「SCARLET SPIDERS #1」が発売されたからでした。

 

さてこのアメスパ415号は、ちょうどユニバース全体を巻き込んだクロスオーバー「オンスロート」の真っ最中。スパイダーマンもタイイン誌としてオンスロートの手に落ちたセンチネルからNYの市民を守るために活躍します。

 

ここまで読んでピンときた方もいらっしゃるかもしれません。このお話、かつて発売された邦訳版「オンスロート」第三巻に収録されているスパイダーマンのエピソードなんですね。

X-メン:オンスロート コミック 1-4巻セット (オンスロート)

X-メン:オンスロート コミック 1-4巻セット (オンスロート)

 

 

この話、私にとってとても印象的なエピソードでして、このニュースを見かけた時も当時のことを思い出してしまいました。強大な敵(オンスロート)の登場にヒーロー達も集結して力の限りをぶつけるようなお話の中、スパイダーマンはあくまで危険にさらされる市民を助けるという内容だったのが今でもよく覚えています。

 

これを読んでいるとき、恥ずかしながら自分は目が潤んでしまったことを覚えています。内容的にはそこまで感動的な話というわけでは無かったはずですが、主人公ベン・ライリーが周りの友人を避難させつつ、自分は「スパイダーマンとして目の前の助けを求める市民のため行動しなくてはならない」と混乱極まる市街に戻って行く展開は今書いていても胸にぐっと来るものがあります。

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また、「オンスロート」「センチネル」というと、最近のイベント「アクシス」においてもAll-New X-FACTOR誌でVSセンチネル戦をやっているようです。


All-New X-Factor (2014) #16 | Comics | Marvel.com

 

アクシス本編ではトニー・スタークが作ったアダマンチウム製センチネルなんてのも出てきているようですが(ご丁寧にレッドスカル・オンスロートが呼び出したものはハイドラペイント仕様)、ANXFに描かれているのは普通のセンチネルのようです。内容は未読なので言及できませんが、スパイダーマンの話のように市民を守るX-FACTORが見られたら嬉しいと思います。

 

 

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