Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

Uncanny Avengers #13

ソコトラ島でのバンシーとハボックの戦闘は続きます。

バンシーはハボックを抱えて飛び上がると建物の壁面に叩きつける。

ハボックも空中の敵に飛びついて落下しながらもブラストを浴びせる。

しかしデスの力を持つバンシーの皮膚は鉄のように硬く、

そのアーマーはブラストをも耐えるのだった。

追い詰められたかに見えたハボックだったが、小さくなったワスプが

敵の口の中に飛び込み喉元からブラストを発射する!

流石に内部からの攻撃には耐えられず、アーマーを貫き血を吐くバンシー。

「あなたはさっきプロフェッサーXの理念では世界を変えられないと言った。

だが、教授の夢を信じて追い求める、それがX-MENだ!」

ハボックの渾身のブラストがバンシーを仕留める。

 

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音波攻撃に耳をやられたもののキャップも合流し、アークへ向かう三人。

キャップの提案でワスプがタキオン・ダムの破壊に向かうことへ。

「君だけを行かせるなんて危険だ」

「そう言わないで、キャップの提案が正しいわ。わかって頂戴アレックス。

でも、そんな優しいあなたが素敵よ」

そう言ってハボックにキスをするとワスプは飛んで行った。

「彼女は君に気があるな」

「声がでかいよ、キャップ」

とてもキャップらしいキャップであった。

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セントリーにKOされたソーも再び立ち上がっていた。

二人の戦闘によって街は荒れ、ガンマ線の河川は氾濫してあちこちに溢れていた。

ソーは静かに怒りをたたえながらハンマーをかざすと雷雲を呼び豪雨を降らせ

街の被害を最小限に食い止めようとしていた。

 

ウリエルとエイミンはワンダーマンが計画に合意してくれたことを称え、祝宴を開いていた。

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宴の後、スカーレット・ウィッチとワンダーマンは二人きりの部屋で身体を重ねる。

「すべてはミュータントの為。

彼らをチャンバーの中に押し込める為じゃない、真の自由を与えるために行うの。

でも…あの双子の思い通りにはさせないわ」

「わかっている。君のために尽くそう」

「サイモン、信じているわ」

 

 一方、ダケンはウルヴァリンを磔にして痛めつけ続けていた。

「もっと面白い話を聴きたいか。

セイバートゥースの野郎が俺を殺すように仕組んでたんだ。

あんたは最悪の野郎に操られて、実の息子を殺したんだ。

しかもその様子を撮影してやがったとよ、お笑いだな」

ダケンは殴り続けながら言います。

「この話にはさらに続きがある」

現れたウリエルが続けます。

「このビデオを手に入れたレッドスカルは映像を全世界に配信する。

実の子を殺すミュータントにしてアベンジャー。

コスチュームの守護者は一転して殺人者だ」

「我々の介入が無ければ明日にでもこのことは知れ渡るだろう」

「あんたの大事な学園も、生徒達の未来も台無しだな」

「安心しろウルヴァリン、その事業は我々が引き継いでやる。

新しい学園の名前は『ワンダ・マキシモフ恵まれし星の子の学園』だ」

息も絶え絶えのウルヴァリンが反論します。

「ワンダは…てめぇらに…協力なんか…しねぇ…」

「カハハハ!本当にそう思うのか?あの魔女はとっくに魔法の呪文を唱えちまったよ!」

ダケンが嘲笑います。

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全身を毒に侵され、体中がバラバラのウルヴァリンは独り放置されます。

そこに潜入してきたローグとサンファイアが現れ、彼を拘束から解きます。

「ローグ…俺は…ダケンを殺した…

ウォーレンも…エヴァンも…殺した…

チャックに…合わせる顔が無え…」

うわごとのように呟きます。

「大丈夫だよ、教授はあんたのことちゃんと分かってるんだから」

「双子を…止めろ…ワンダを…救ってやってくれ…」

そう言って気を失うウルヴァリン

 

「安心しな、ローガン。あたしがあの女を止めてみせるよ、どんな手を使ってもね。」 

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ウルヴァリンが懺悔し、ワンダーマンが和服を着る回。お話的にはキャップ組、ローグ組がアーク内に潜入し、役者が揃ったと言うところ。

ダケンの拷問シーンは凄惨の一言で、アポカリプス・ツインズの言葉責めもあってウルヴァリンらしからぬやられっぷりを披露しています。ダケンが殺される下りは同じライターによるストーリーなのでこれでもかというくらいに引用。そこへやや強引にレッドスカルを絡めてきます。

こんな陰惨な話ながらもちょっと面白いのが聴力を封じられたキャップとハボックのやり取り。アーク内を守る衛兵(巨大な蟹にまたがってる)が「貴様らここから一歩も進ません!」と凄んでいるのに対して、ハボックが「キャップ!あんたの新しいコスチュームがカッコいいってよ!」と適当なことを言ってます、蟹のハサミに捕まりながら。

最後に、前回に引き続きアポカリプス・ツインズの日本趣味が披露されてます。座敷は欧米人にも優しい掘り炬燵式。日本食も美味しそうに描かれてるのですが、所々にダークタキオンなのか青く光ってる箇所があるのがなんとも…。

 

【 登場キャラクター】

ハボック、キャプテン・アメリカ

ワスプ、ワンダーマン

ローグ、スカーレット・ウィッチ

ウルヴァリン、サンファイア、ソー

アポカリプス・ツインズ(ウリエル、エイミン)

グリム・リー、バンシー

ダケン、セントリー

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