Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

Uncanny Avengers #8

はるか上空、落ちていくPEAKを見ながらエイミンが語りだします。

「今でも暗くなると収容所にいたころを思い出す。

いつもウリエルと二人で何事も無く朝がくることを願ってた。

エイハブがハウンドをけしかけてこない事を祈ってた」

「収容所か、はるか昔のことのように思えるな。

そんな収容所は…レッドスカルのオンスロート化は今度こそは止めなくてはならない」

ウリエルが応えます。

 

空から落ちてくる巨大な宇宙ステーションPEAK。

ソーは懇親の力でハンマーをぶつけますが、砕けなかった半分がリオデジャネイロの都市部に落ちていきます。

ソーが次の一撃を引き絞るその時、残りの残骸が大きく爆発し破片が蒸発していきました。

こんなことができるのは一人しか居ません。爆発の中からサンファイアが飛び出してきました。

地上で市民から歓迎を受けるサンファイア。

しかしソーは敵がまだ上空に居るというと、二人で軌道上のアポカリプスの船に乗り込んでいく。

 船内にはアポカリプスの神官たちの死体が転がり異様な雰囲気を発していた。

「気をつけねばなるまい、志郎。

ここは狂騒の館か、あるいは我々を飲み込む罠か・・・」

言うやいなや宇宙船はワープし何処かへと消え去った。

 

 

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地上ではハボック、ワスプ、ウルヴァリン、ローグ、スカーレット・ウィッチがクインバードで北極を目指していた。

ウルヴァリンの知るアポカリプスの拠点アッカバシティは北極点にあるからだ。

「ちょっといいかい、シュガー」

ローグがウルヴァリンを機体後部に連れて行く。

彼女としては今回の件がアポカリプス絡みだとすると、いずれアークエンジェルの事、そしてその彼をウルヴァリン達が一度は殺したことに触れなくてはならなくなることを心配していたのだ。

「安心しな、ローグ。もう俺は誰も死なせない。約束するぜ」

その言葉にローグは安堵するものの、アベンジャーズのワスプからするとまたX-MENが身内だけで何かやっているようにしか見えないのであった。

 

 同じ頃、キャプテン・アメリカの乗った脱出ポッドは南スーダンに着陸していた。

折り悪く反米組織の支配地域まっただ中に落ちてしまったキャップ。

武装集団の攻撃を逃れながら地下室に身を隠します。

するとそこには「キャプテン・アメリカへ」と書かれた記録装置があり、起動するとメッセージが流れ始めるのであった。

 

アッカバシティ地下深く。ソーとサンファイアは祭壇にたどり着いていた。

アポカリプスまアークエンジェルの巨像がそびえ立つ中、アポカリプス・ツインズの映像が浮かび上がり二人に語りかけてきます。

「我が名は"永遠の眠り"エイミン」

「我が名は"天空の光明"ウリエル

良く来てくれたな、志郎。いや、四騎士 ファミンと言った方がよいか?」

「貴様等に四騎士呼ばわりされる覚えはない!」

「そういきり立つなサンファイア。それにソー、貴様の協力には感謝してるのだぞ」

「何を言ってる」

「貴様の斧だろう、このヨルンボルン。

この先の未来、カーンの台頭、ミュータントの迫害は免れ得ぬものとなる。

我々はカーンから賜ったこの斧を使い、そのような状況を覆さんとしているのだ。

この事がどうして貴様等に非難されようか。」

ウリエルは続けます。

「それからこのことも伝えねばなるまい。

野蛮なる者ウルヴァリン

貴奴はX-FORCEなる一味を率い、アポカリプスの後継者となる子供を無惨にも殺害せしめた。

それだけでなく、我が父であるアークエンジェルをも殺したのだ。

貴様等の仲間に子供殺し、親友殺しがいたことなど考えたことがあるか?」

 

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「佞言絶つべし!!

ウルヴァリンは正しく戦士たる男!赤子殺しなどするものか!!」

ソーが吠えます。

「ならばウルヴァリンに聞いてみるがいい。

奴自身、我らの怒りの正しさを証明してみせるだろう」

「先程から有りもしない言葉を並べるばかり、貴様等の目的は何なのだ!?」

「目的?それははぼ既に達成されている。

我らは世を作り直す。貴様等の言葉で言えば『ラグナロク』を引き起こすのだ」

するとアッカバシティが揺れ出し映像が乱れ始めます。

「さあ行くが良い墜ちたるホースメンと傲慢なる神よ。

貴様等のなすべき事をなすのだ」

 

 同じ頃、北極に辿り着いたハボック達は飛び去っていくウリエルとエイミンを目撃する。

次の瞬間、地下深くのアッカバシティが大爆発を起こし、クインバードは閃光につつまれるのであった。

 

 

キャップへのメッセージは次回へ持ち越し。「キャプテン・アメリカへ ここ押して」と書かれた内容をそのまま実行しちゃうキャップマジ素直。

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機内でローグとウルヴァリンがこっそり話している内容は、ツインズからソー達にまんま語られてしまいます。ここら辺読者的には過去のUncanny X-Forceのおさらいになっていて、双子の親切さに頭が下がる思いです。

最後に、文中でアベンジャーズのジェット機を「クインバード」と表記しましたが、これが一般的な呼び方なのか甚だ疑問です。気になって調べたところ、リメンダーのアンアベインタビュー中に「QuineBird」の表記が有ったので、そのまま採用したのですが…。まあ、いわゆるアベンジャーズ専用機クインジェットのことです。

 

 

【 登場キャラクター】

ハボック、キャプテン・アメリカ

ワスプ、ワンダーマン

ローグ、スカーレット・ウィッチ

ウルヴァリン、サンファイア、ソー

アポカリプス・ツインズ(ウリエル、エイミン)

 

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