Children & Weapon Smith

MarvelComics(主にX-MEN)の紹介をしているブログ

X-FACTOR TPB vol.9: Invisible Woman has Vanished

 

 

ひさびさのX-FACTOR紹介は第9巻。#200-203とTheresa(Siryn)の小編を収録。
200号記念Issueなのか華々しくFantastic Fourとのクロスオーバーです。クロスオーバーというかX-FACTORにFFがゲストといったところでしょうか。

 

 

#200 NYに戻ってきたX-FACTOR探偵社に小さな依頼主がやってきた。世界的に有名なヒーローFFのMr.FantasticとInvisible Womanの子供FranklinとVareliaだ。二人が言うには母であるSusanが行方不明だと言う。彼らに従いFFの本拠地バクスタービルディングに赴くMadrox, Guide, Shatterstarであるが夫であるReedは何故か捜査に非協力的。食い下がる探偵社の面々だったが、ついにはThe thingことBen Grimmとバトルになってしまう。

 

ここでThing vs Strong Guy(Guide)というパワーハウスマッチが見られるのは嬉しいところ。キャラとしての格の差なのかGuideはK.Oされてしまう。ここまでは良いのだが、その後Shatterstarがリベンジマッチを仕掛けてBenをビルの外まで吹っ飛ばしてしまうのがちょっと疑問。たしかにMojo Worldの出身であるShutterstarは何でもアリなキャラだと思うが、パワー勝負でSS>Ben>Guideみたいな構図にしちゃうのは納得いかないところ。せめてShatterstarがやられてGuideがリベンジでもよかったんじゃないのかなあ。ちなみにこの間MadroxはReedにぐるぐる巻きにされて大人しくしてる。

 

ほうほうのていで事務所に戻ってきた面々だったがMadroxが抜け目なく拾ってきたヘアピンをLongshotがサイコメトリーする。するとSueはラトベリアに呼び出されており、そこに待っていのはLayla Millerだったことがわかる。

 


#201 さっそくラトベリアに赴くX-FACTORだったが、怒りの収まらないThingが乱入、共にワープしてしまう。一方FranklinとVareliaはビルから出ようとしたところをReed Richardに阻まれる。その表情は父親のそれではなく、目に凶暴な光を宿していた。しかしVareliaの能力は狂Reedを退け、二人はGuideの保護下に入る。
ラトベリアに到着した探偵社&Thingの一行は聞き込み調査から怪しい男が墓を掘り返していたと知る。その墓を掘り開けてみると中から現れたのはReed Rechard本人だった。
このissueの間にVal Cooperが現れMonetに父親がテロリストに誘拐されたという事実を告げるが、これは次のお話。

 


#202は解決編。本物の話のよると偽Reedは平衡世界からやってきた凶暴な存在らしく、この世界で彼とすり替わろうとしていたらしい。Doom城に乗り込む面々は、幻の生活で快適に眠っていた彼女を助け出す。Dr.Doomの元に行くとそこでは彼とくつろぐLaylaの姿があり一同は面食らう。Dr.DoomはSueを凶暴な偽Reedから保護していただけだといい、またLaylaの才気に意気投合し、しばらくともに過ごしていたのだという。
一方NYでは偽ReedとGuideが激しく戦っていた。ラトベリアから帰路のテレポートポータルを利用してなんとか偽物を倒す。かくしてFFファミリーは元通りとなり一件落着となった。しかしDr.Doomと共に過ごし、テレポートポータルを閉じて偽Reedの首を躊躇なく落とすLaylaに、Madorxは一抹の不安を覚えるのであった。

 

ということで何とも駆け足ながら一件落着。正直「LaylaはDr.Doomのところでしばらく過ごしてました」という設定を付けるために逆引きでFFが引っ張り出されたようなお話でした。実のところDoomがSueをさらっていた理由や偽Reedの事などもっと詳しく書かれているようなのですが、例によって読み切れていないのでざっくりとしか書けません。内容の正確さも保証できませんので、悪しからず。

 


#203は次回の予告編。Monetは父を救い出そうとテロリストのアジトに乗り込むが逆に捕えられてしまう。彼女を捕えPenanseの幻影を見せる黒幕は魔術師Baron Mordoであった。そして彼女を助けようと単身乗り込むGuide!といったところで次回に続くのでありました。

 

最後の小編はTheresaがJhon神父のところに行き、父の死、息子の消失について本心を吐露し、心の整理をつけるお話。一応これでTheresaとMadroxのわだかまりはおさまったこととなる。またTheresaはコードネームをSirynから父親と同じBansheeに変える。が、本名で呼び合ってるX-FACTORにおいてコードネームはあまり意味がなかったりする。

 

FF編のイラストはBing Cansino。絵的には可も不可もなしって感じ。Reedが相応の年齢で描かれているのは良好。

 


そんなわけで救助に行ったGuideはMonetのハートを掴めるか!と煽り気味に終わっておきながら、次巻はX-MEN系クロスオーバーイベントSecand Comingが始まってしまうのでした。それではこの辺りで。

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